見出し画像

「Kindle本が7部門1位とりました!」とうぬぼれていたので喝を入れる反省会


7年ぶりにKindleで新刊を出しました。


新刊発売にあたり、販売促進の一環としてAmazonが提供する「無料キャンペーン」を試してみました。無料キャンペーンとは一定期間のうち5日間だけ無料でダウンロードできるシステムです。

この無料キャンペーンは、発売と同時にスタートダッシュとしてまとめて使うのが有効だろうと思い、11月10日から11月14日までキャンペーンを利用してみました。


じつはランキング1位は誰でもとれる。



その結果、英語部門の5つのジャンルで1位を取りました。


キャンペーンの2日目までダウンロード数は伸びませんでしたが、3日目から順当に伸びてきました。


なぜか自己啓発部門でも1位を取りました。
有名YouTuberである鴨頭さんや尊敬する作家、水野敬也さんを一時的であれ抜かしたことに興奮してしまいました。

よくTwitterとかで「Kindle本が7部門1位とりました7冠達成!」などすさまじい実績のようにみられますが、そうでもありません。1位には権威性を感じられるマジックがありますので、このようなバイアスに惑わされないようにしないといけません。

タイミングと少々の戦術を使えば誰でも1位は取れます。無料ですから。


「無料キャンペーンで1位」が無意味な3つの理由


問題はここからです。

目標としていたダウンロード数に達してうれしかったのですが、このキャンペーンを利用してもあまり意味がなかったことを痛感しました。


その理由は次の三つです。

  1. 無料配布しても読まれなければ意味ない。

  2. 無料なのでお金が入らない。

  3. ランキング上位になっても、その後売れない。



ひとつずつ見ていきますね。



1. 無料配布しても読まれければ意味ない。


私も経験があるのですが、「無料だからダウンロードした」という本は結局読みません。

買った理由が「無料」は弱い。

「時間があれば読もうかなレベルの本」を読む時間は永遠に来ないのです。

今回、拙著をダウンロードしていただいた皆様には感謝しておりますが、おそらく完読いただいくかたは全体の2%くらいかなと見積もっています。

そもそも、無料キャンペーンの目的は「レビューを増やす」「知名度を上げる」「拡散してもらう」「Kindleをフロントエンドとして利用する」「続編に対する伏線」といったところでしょう。

しかし、これらは読まれてからはじめて効果を発揮するものです。


もっと質の良い作品が出せるように精進しようとあらためて思いました。


2. 無料なのでお金が入らない。

無料キャンペーン中に登録していただいたダウンロードしていただいた読者がKindleアンリミテッドに登録していれば読まれたページ分だけ売上分配される仕組みになっているようです。

ただいかんせん、上記のように「無料」が最大の購入ドライバーであれば読まれません……


もっと質の良い作品が出せるように精進しようとあらためて思いました。


3. ランキング上位になっても、その後売れない。


大前提として無名人間の書いた本は売れません。

出発点はここです。

この残酷な事実をもっと肝に銘じるべきでした。

どんなに工夫してキャッチコピーをつけても、頑張ってブックタイトルをつけても、あれこれ考え抜いて表紙を作っても、そうそう売れないことがデフォルトであると心に留めておかなければなりません。

そのうえで書き続けるのです。

そうやって実績を少しずつ積んでいくことこそ私がしなければならないことです。


今、この英語本「英語戦闘力向上プロジェクト」の2巻と3巻を執筆していますが、もっと質の良い文章が書けるように日々研鑽します。


来年はKindleで5冊出版します!


ということで、精進あるのみです。

来年(2023年)はKindleで少なくとも5冊は出したいと思います。

人生を振り返ってまとめたいテーマが「健康」「お金」「英語」「仕事術」「勉強術」といろいろありますので!


年末までもう少しですがラストスパートがんばりましょう!



PS:ちなみにKindleアンリミテッドなら無料で読み放題ですので、わたしの新刊をぜひ読んでください!


詳しくはこちらのブログ記事をごらんください!


ひきつづきよろしくお願いいたします!

ケンタ


もしよろしければサポートお願いいたします!泣いて喜びます☺️