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murmuring note no.4

日米の物質観の違いを強調する必要がある。アメリカの物質は物質主義の物であり、明確な輪郭を持ち、それを対象として扱うことができる。それが、物質の理念の具現化だからである。対して日本の物質は、ただのモノである。物質しかない唯物論で、それに頼らざるを得ないというわけだ。したがって、アメリカに盲従して物質的な豊かさを追求することが唯一の目標となる。物質の理念をどうこうすることは考えられない。よくて大前提の物質を形式的にこねくりまわすか、物質に対抗するヒューマニズムも極端にアンチ物質の精神論に陥る。

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