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なぜあなたの人生は圧倒的におもしろくないのか|その理由6選

皆さん、こんにちは。
リーダー育成家&作家の林健太郎です。

この記事では、なぜあなたの人生は圧倒的に面白くないのか?、という若干刺激強めのタイトルをつけていますが、私が多くの人とコーチングを通じて関わる中でわかってきた「つまらない人生を生きている人」の特徴を挙げてみようと思います。

これはあくまで私のエグゼクティブ・コーチとして活動してきた14年の観察と分析に基づくお話ですが、人は大きく分けて「人生をおもしろく生きている人」と「人生をつまらなく生きている人」に2分されると分析しています。
そして、つまらなく生きている人には6つの共通した傾向があるように思っています。
言い換えると、人生をつまらなくさせる理由が6つあるということですね。

それでは早速、その6つをご紹介していきたいと思います。
もしかしてこれ自分のこと?と考えつつ、ご自身の日常に当てはめながらお読みいただければと思います。

【理由1】人の意見を聞いてしまうから

人生をつまらなく生きる人に共通する傾向があるとしたら、その筆頭がこれ。こんな質問を声に出して誰かに伝えている人、かなり多いはず。

「私転職しようと思うんですけど、どう思います?」
「どっちの方が似合ってると思う?」
「結婚っていつごろするのがいいんですかね?」
「上司がムカつくんですけど、どうしたらいいですか」

これ、何の気なしに普段からやっている人が多いと思うんですが、これを突き詰めていくと、

自分の人生の舵取りを他人に預ける

ということが起きています。
転職するかしないかは自分で決めることだし、似合っている服がどっちかなんて他人はそんなに気にしてないし、そもそもどちらかの服を着て外に出てしまえばあなた以外の人は「着てこなかった方の服」をそもそも見ないから対比することすらできない。
結婚は自分のタイミングですればいいかもしれないし、ムカつく上司への対応策を誰かに教わって行動して、それで上司がガチ切れしても助言した人は一切責任を取ってくれない。

そんなことなのに、なぜかつまらなく生きる人は「誰か」の意見を聞き続けるんです。

自分で考えて、自分で決めて行動する人は、そんなの聞かないし、聞いたとしても「参考意見」として自分で「いる・いらない」を選別しながら聞いています。つまらなく生きる人は、相手の意見をそのまま自分の中に取り込んでしまうのです。

【理由2】1回やって上手くいかなかったらすぐやめちゃうから

私の観察では、おもしろく生きている人も、つまらなく生きている人も、同じ頻度でアイデアを思いついているように思います。

「あ、これやってみたい」
「憧れの芸能人のやっている健康法を取り入れてみたい」
「通信講座で学んで資格を取得したい!」

などなど、着想の質や頻度はどの人もたいして変わらないように思います。
だとすると、それを実際に行動に移す時の考え方に違いが出ると分析しています。

例えば、ライト兄弟の事例でお話すると。。

彼らは人類初の有人飛行を実現させたい!と願っていましたよね。
そして、いろんな準備をして1回目のフライトにチャレンジします。
そしてその挑戦はあっけなく失敗して終わる。

みたいなことが起きていると思うわけです。

そんな状況が起きたとき、例えばつまらなく生きている人は、「やっぱりね、どうせ私には無理なことだったんだ」と簡単に諦めてしまうのです。

ライト兄弟は、その1回ではなく、飛べるまで続けたということですよね。それが人生をおもしろくさせるんだと思います。

つまり夢中になれない、すぐに冷めちゃう人はつまらない人生を送りがちってこと。
すぐに人の目が気になっちゃったり、他のことに目移りしちゃうのね。
そして、そこには集中力の問題が根底にあるようにも感じています。

【理由3】完璧に準備するまで行動しないから

私が直接コーチングを教え、プロのコーチを育てている学校があるのですが、そこに通うプロコーチを目指す方の中でもある一定数の方が言う言葉がこれ↓

私まだまだ未熟なんで、もっと勉強してからじゃないとプロデビューできません

これね、人生をつまらなく生きる一つの秘訣かもしれません(笑)

もう少し客観的に解説するとすれば、全てを完璧に整えてからじゃないと行動できない、ということです。

物事が進んでいくスピードが極めて早くて流動性の高い現代の社会では、こういう綿密な準備をしていると流れに乗り遅れてしまうのです。
そして、準備が整った頃にその技術や知識はすでに時代遅れで、誰にも必要とされていないものになっている、なんてことも普通に起きるのが最近の社会情勢だったりします。

私のコーチングの師匠であるフランス人のセバスチャンは人生をものすごくおもしろく生きている人ですが、彼が日本に新しいコーチングの技術を学びにきていた時のことを思い出すと、まったく逆のアプローチをとっていました。
彼が日本で通っていた学校は、1日研修を合計5回、それも3ヶ月の期間で通ってマスターするというプログラムだったのですが、その2回目が終わった日に彼から連絡があり、こんなことを言われました。

「ケンタロー、2回習ったスキルを使ってお客さんに研修してみようと思うんだけど手伝ってくれる?」

私は、「あれっ、まだ講座修了してないよね?いいの免許皆伝の前にお客さんに使っちゃって?」と思わず聞いちゃったんですが、彼は軽やかに「だって、もう学んで使えることがあるんだもん、お客さんのメリットにもなるしさ、いいじゃない、やろうよ」というものでした。

このくらいの軽やかさがあると人生がおもしろくなるんだなと私自身が学んだ出来事でした。

【理由4】人からどう見えるか気にするから

先ほどのセバスチャンの話ではないですが、人からどう見えているかを気にするかどうかは、おもしろい人生を送れるか、つまらない人生を送るかという「分かれ目」を作るような気がします。

人の目を気にして生きれば、ある程度常識を気にして生きることになるわけですよね。
例えば、いまメジャーリーグで活躍している大谷翔平さんにしても、打者と投手を掛け持ちするなんてことは一般的に考えれば異常なことだし、きっと周りの人から見たら「そんなの無理」だし「1つのことに集中しないと結果は出ない」と思われると思うんです。
きっとそんな言葉も無数にかけられてきたはずです。

ここで一旦、先のセバスチャンの話に戻りますが、彼もその時は周りの目など全く気にすることなく、自分がやりたいと思う根源的な欲求や、お客さんへの貢献など、自分がやりたいことや、自分がどう役に立つのかということだけを考えて意思決定をしていたように思います。

人からどう見えるかを過剰に気にすると、つまらない人生に向かっていくように思います。
ある意味、鈍感力みたいなものも必要なんだと思います。

【理由5】前例がないとできないと思ってしまうから

私が過去若かりし頃、一部上場している老舗のメーカーに勤めている時によく言われたことがこれ↓

それ、前例あるのか?

ないわ(笑)
だからおもしろいんじゃんか。。

というのが私の心の中の声でしたが、その時は心の中に留めておきました。
なので、その時の私はとてもつまらない人生を過ごしていました。。

多くの人が、「それだれもやってないからできない」と思ってしまう傾向があるように思います。
誰かの真似をして生きていきたいのかな、皆さんは?

当然、前例を踏襲してそれを模倣すれば成功の可能性は高まります。
そうすれば、評価もされるだろうし、報酬も得られるから生活も安定しますよね。
ですが、果たしてそれがおもしろい人生を作っているかという観点から見ると、私には真逆に見えたりします。

うん。経済的には安定している。そして、社会的地位も得られている。だけどつまらない。という人には本当に日々たくさんお会いします。

だけど本当にそれでいいの?

人生をかけて、我を忘れるぐらいのめり込んで打ち込んだ!みたいな経験したくないの?
なんてことを感じながらコーチングを提供している瞬間、私にはたくさんあります。

結果や安定を捨ててでも自分の欲求の赴くままにトライしてみる。それがおもしろい人生の入り口なような気もします。

【理由6】できない理由を考えてしまうから

つまらなそうに生きているひとの口癖にはこんなのがあります↓

私には無理
きっと上手くいかない
○○さんだからできるんですよ
上手くいくといいんですけどね
私途中で諦めちゃうんですよね

(私の心の声↓)
おいおい、やる前からもう白旗上げるのかよ。。。

つまらなそうに生きている人の特徴というよりかは、それを聞かされるこっちの身にもなってよ。。と思ったりして。。

使い古された言葉ですが「言霊」ってありますよね。
自分が使う言葉は自分の耳に入って、その耳に入ってきた言葉が自分の感情を形成していきます。
上手くいかないかもしれない、と口に出したとしたら、それはサブリミナル的な効果を発揮して、自分自身に「あなたは上手くいかない」と暗示をかけ始めるわけです。

できない理由ばっかり考えてると日が暮れちゃいますよ〜

できない確率は当然一定数あると思うのですが、それと同時に「できる確率」も一定数あるわけで、その両方を公平に評価できれば前に進めます。

「できないかもしれないけど、できるかもしれない」

が事実だと思うのですね。
そのどっちに思考を寄せるかで、おもしろく生きられるか、つまらなく生きるのかが変わってくるように思います。

【おまけ】失敗はチャンスである

いつも通り、長い記事になりましたが、最後までお読みいただきどうもありがとうございます。
もうちょっとだけ続けさせてくださいね。

先にライト兄弟の話を挙げましたが、彼らは有人飛行を成功させるまでに多くのトライアルをしてきているはずで、その全てが「失敗」だったわけですよね。

つまらなく生きる人はこの失敗を重く受け止めて、人の見た目を気にして、もう二度とやらない、と封印してその場を立ち去ってしまったりするのではないかと思うのです。

ライト兄弟に直接会って話を聞いたわけではないので、これは推測ですが、彼らは1つの失敗を大きな学びの機会として捉えていたのではないかと思います。

飛行実験は、失敗すれば実際に怪我もするだろうし、周りの人から「本業の自転車屋さんに集中しなさいよ、悪いこと言わないから」なんて助言をたくさん受けたり、奇抜な活動が白い目で見られていたりしたはずです。さらには、お金を払って買ってきた部材も無駄にするという経済的な痛手もあったのではないでしょうか。
それだけ考えれば、心は傷つくだろうし、お金も無くなるわけだから「もう二度とやらない」と考えてしまっても仕方がないぐらいの手痛い失敗と捉えることは簡単だったと思います。

そんな中彼らは、何は上手くいって、何は課題だったのかを分析しながら改善の大きなチャンスとしてそれぞれの実験と失敗を活用したと思うんです。

そして、空を飛ぶという「おもしろさ」を火種にして活動(いや、失敗)を続けた結果、最終的に人類で初めての有人飛行を実現するという、ぶち抜きで「おもしろい人生」を手に入れたんじゃないかなと思うんです。

お読みいただいている皆さんの「おもしろさの火種」はどんなことですか?
この記事をきっかけに考えてもらえたら嬉しく思います。

ということで、最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
また次回の記事でお目にかかりましょう。
ではまた。



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