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コーチングケーススタディーNo.5 by コーチングクリニックPRO

皆さま、こんにちは。
プロコーチをより上手くするスクール:コーチングクリニックPROを主宰している林健太郎です。

この記事では、コーチングクリニックPROで毎週実施している講義から生まれる「コーチングケーススタディー」をご紹介させていただきます。(今回で5事例目となります!)

コーチングケーススタディーがどういったものなのかは、以前の記事で解説していますので、どうごこちらをご参照ください。

過去のケースをまとめたマガジンはこちらからどうぞ↓

今回のケースは?

今回のケースの特徴は、前半と後半で様相が全く異なることです。前半、とても丁寧に傾聴や復唱をしながら信頼関係を構築し、話進めるべき本質的なテーマを抽出するための協働関係を作っています。そして、後半ではその関係性を活用し、グイッと切り込むような厳しい問いかけなどを含めて、クライアントさんが目指す目的に少しでも近づけるように双方が努力すると、といったセッションでした。

まずはいつも通り、事例のデータの公開から参りましょう。

(↑このPDFデータは個人の閲覧のためのものです。営利目的での転用はどうぞお控えください)

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(↑画像の無断転用を固く禁じておりますのでご了承ください)

今回でこのケーススタディ〜は5回目ですので、フォーマットの説明は省略しますが、1ページ目ではクライアントさんの感情を大きな手掛かりに分析を進めています。

この感情グラフは、実際にコーチングを受けていたクライアントさんご自身に記入していただいていますので、極めて精度が高いものです。

それを元に、コーチングクリニックPROの講義内でグループディスカッションしながら、クライアントさんの発言、非言語情報と、その時コーチが使ったスキルや振る舞いを照らし合わせています。

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(↑今回共に作ってくれたメンバーはこの面々!)

こんなGoogleドキュメント↓を共有しながら、共同作業で作っています。

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2ページ目はいつも通りのフォーマットで顧客プロファイルやコーチがやるべきこと&やってはいけないことをまとめてありますが、これも全て受講生の皆さんでディスカッションして作ってくださったものです。

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(↑画像の無断転用を固く禁じておりますのでご了承ください)

講義の最後にそれぞれのグループから発表をしてもらう時間を作って、お互いの学びをシェアしています。
こんな形で、1つのコーチングセッションを深〜〜〜く分析することで、表層的なスキルの習得にとどまらない学びをたくさん得ています。

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受講生の皆さんが作ってくれた基礎データは、講義が終わった後で私の手に渡り、私の10年超のエクゼクティブ・コーチングの経験や知識と照らし合わせてもう一度データを精査しまとめる、いわゆる監修作業を行なっています。
その監修を行った後、最終的にで2ページ目の上の方にある総括を記載してケーススタディーが完成します。

(今日は、ケーススタディーのデータそのものを解説することを一旦お休みして、どうやってこのケーススタディーができていくのかについて書いてみました)

ケーススタディーの内容はぜひPDFをダウンロードしてご覧いただければと思います。

コーチングクリニックPROとは?

上にも少し書いた通り、このケーススタディーを私と一緒に作っているのがコーチングクリニックPROの受講生の皆さんです。
コーチングクリニックPROは、2020年7月に開校した新しいスクールです。これまでにないコンセプトで「プロのコーチが必要な情報やスキルを入手し、自分のコーチング品質を向上させることを目的」にしているオンラインスクールとして私が運営しています。

毎週、私が実際に受講生の方にコーチングセッションを提供したセッション動画を教材として、そこで使われているスキルなどについて質疑応答を受けながら、実際のセッションで何が起きていたかを分析していくことで学びを深めており、その成果の一端がこの「コーチングケーススタディー」です。

受講されている皆さんは、もしかしたら今は実感がないかもしれませんが、近い将来このデータがコーチングの基礎学習に使われる重要なリソースになっていきますので、それに関わっているという誇りを持って毎週関わってもらえたらなと思います。

このケーススタディーを公開する目的

これは私自身の経験ですが、昨今ネット上にあらゆる情報が網羅されており、例えば料理をするならレシピサイトを参照し、わかりやすく説明しているレシピを選んで料理をするということが当たり前になってきていると思うのです。

しかし、ことコーチングセッションのデザインの仕方に関して言うと、ネット検索しても必要な情報が「全く」と言っていい程得られないということを極めて重大な問題として捉えています。

コーチングセッションだけを学び習得したとしても、実際のところ私たちは1時間のコーチングセッションをまとめきれないのです。そんな「スキル習得済みのセミプロ」みたいなコーチを今までたくさん見てきましたし、そんなコーチたちに必要な情報を提供できていない歯痒さも感じてきました。

今どきレシピやHow toが体系だっていないものなど流行らないと個人的には思っています。そんな意味で、コーチングもそろそろ様式を確立し、誰でもできる対話の手法として「形をわかりやすく明らかに」していく必要があると考えました。

当然、このケーススタディーは私のスクールに通ってくださっている受講生の方たちだけに公開するという選択肢もあるわけですが、そこはどうしても大盤振る舞いしたくて、コーチングに関わる全ての方のお手元に置いていただくガイドラインとして活用されることを、私の大きな願いとして世の中に送り出してみようと思いました

著作権について

このケーススタディーは私だけでなく、コーチングクリニックPROに参加している受講者の皆さんの真剣な関わりによって生まれた貴重なデータです。
そのため、この記事で掲載している全てのデータや画像、PDFファイルに関しては、コーチングクリニックPRO及び、主宰会社である合同会社ナンバーツーに帰属するものとし、営利目的での転用を固く禁じさせていただきますので、どうぞご了承ください。

また、著作権とは別に「使用権」という概念があるとすれば、この使用権に関しては「個人の利用に限り、無条件に、事前の許諾なくダウンロードしてお使いいただけます」ので、どうぞ有効にご利用いただき、質の高いコーチングセッションの提供にお役立てください。

また、SNSなどでご紹介される場合は、この記事全体をURLのリンクとしてご共有いただけますと大変嬉しく思いますので、どうぞご協力ください。

コーチングクリニックPROに入会されたい方はこちらを!

コーチングクリニックPROでは、共に学び、今までにないケーススタディーを分析し、世の中に送り出していくことに興味のある仲間を継続的に募集しています。(共に学ぶ仲間はこんな人たち↓)

ご興味のある方は、ぜひこちらのホームページをご覧いただき、ご参加について検討いただければと思います。
ぜひ、私と一緒に新しいコーチングの未来を作っていきましょう!

今回も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!


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