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PuredataとNovation Circuit Rythmをシンクロさせて使ってみた。

「Imaginary Journey」を出発点として、その他のいくつかのアイデアと共に作ったものが前日ご案内したアルバム「Deep Blue and Orange Hours」でした。

実は、この時点で2つアイデアがあり、「Deep Blue〜」の方はライブでの演奏は全く考慮に入れないエレアココントラバスのみよるアンサンブル。で、もう一方はライブでの演奏を考慮に入れた「Imaginary 〜」でやっていた様に他の音素材も入るモノ。これが今取り掛かっている方で今回紹介する動画の方です。

以下が今回の動画。

アイデアをカタチにしていくには実験を重ねるのが一番!という事で、それを動画にしてみました。

アイデア関して

音楽的なアイデア

ダイナミックに劇的には変化しないけれど、繰り返されるモチーフと共に緩やかに流れつつ変化していくような、ゆったりと浸っていられるような音楽。余白を楽しむような音のつくり。

色々な音的な構図や色彩のコントラストによるバリエーション、そして空間の広がりや静けさ、そしてなんらかの手触りを感じられるような音楽。

基礎的なアイデアの上に即興的に音楽を展開できるような余地を残す。

技術的な話。

毎度おなじみPureData(以下PD)による自作のルーパーパッチを使っています。そしてNovationのCircuit Rhythm(以下NCR)を導入してみました。NCRからのMidi クロックをPDで受信して同期してます。そこから拍子とか小節とかに変換するパッチを作って、PD上のルーパーのパッチとシンクロさせてます。

打ち込みパート、つまりNCRで使われている音源は全て日常生活の中でワタシ自身が録音したものです(大体全てスマホで)。
人の話し声とか、電車の音、鳥の鳴き声、ドアの軋む音や歩く音、など…以前から、漠然と今回の様な使い方が頭にあったので、コレクションしていた音源です。
これらをNCRに取り込んでエディットする事で全然違う聴こえ方になり興味深いのですが、それと同時に元々の質感の片鱗は残るので、それらの音の重なりあいで独特な空気感になると思っています。

関連記事とかプレイリストとか

Imaginary Journeyのプレイリスト

Imaginary Journeyについて…

以前下の記事の一部説明を書きました。

Deep Blue and Orange Hours のプレイリスト

Deep Blue and Orange Hours

以下が「Deep Blue and Orange Hours」に関する記事です。




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