本を読む人だけが手にするもの。
読書の意味を深堀りしている。
かなり普遍的かつ難儀なテーマに着手してしまったが、これほどまでに読書に夢中になっているのであれば、人様からその理由を問われて明確に答えなければならないと思っている。
コピーライターの谷山雅計氏は、なんかいいよね禁止がモットーだった。実際に養成講座でも何度も言われたのを覚えている。トヨタのカイゼンだって5回の何故を繰り返す。何においても本質を求めるのは理由の深堀りからだ。
藤原さんの存在はもちろん存じ上げているし、過去に拝読したかなと読書記録を遡るが未読だったので慌てて購入し読了。ふむふむと納得できる部分、多々あり。
しかし敢えて申し上げると今自分が欲しい情報では無かったというのが素直な感想。きっと本を読んでいない人でも、読書の有用性や必要性は理解している。本著でも、定量的なデータをいくつも引用しながら、読書がいかに素晴らしいかを簡潔に解説してくれている。
野菜は体に良い。無農薬は体に良い。適度な運動は体に良い。早寝早起きは体に良い。タバコは吸わない方が良い。などなど。言われなくてもわかっていることはたくさんある。
なかなか実感できないし自分ごと化できない、つまりは実行できない。そもそも実行する理由が見当たらない。その代表例が読書なのではないだろうか。
既に読書の習慣を持ち合わせている人に、可能性を拡張させる働きかけは比較的容易だと思う。ただ、ゼロイチは本当に難しく、読まない人に読みましょうと進言しても、難しいのは明らかだ。
あ、なんだか読書って良さそうじゃない。とりあえず1冊何か買ってみようかな。そんな態度変容を起こす為にはどうすれば良いのか。こんなことは出版社さんが何年も前から考え抜いていることなのだろうが、あえて再考してみたい。
ちなみに現存する書評や選書のサイトやアプリは数多存在するが、どうしてもそのインターフェイスに馴染めない。イケてない気がする。読書ガチ勢はなんら抵抗はないが、初心者には萎えてしまうのでは。
もう少しだけ考えてみます、良きアイデアあればご連絡ください。
読書好きが高じて書くことも好きになりました。Instagramのアカウントは、kentaro7826 です。引き続きよろしくお願い申し上げます。