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目の前の誘惑に負ける #529

おはようございます。
ヒゲを剃ったことに意外と気付かれない…乙女心が傷ついている森下です。

痩せようと思ってても、目の前に美味しそうなものがあるとついつい食べちゃう。というような経験はみなさんお持ちだと思います。

どうやら心理的に人はそういうふうになるように出来ているらしく…
じゃあそんな時はどうやってガマンをすればいいの?というお話です。

では、どうぞ!

<100ドルと120ドルのお話>

皆さんは今から1ヶ月後に100ドル(105円くらい)もらえるのと、2ヶ月後に120ドル貰えるのではどちらを選びます??

では、今100ドル貰えるのと、1ヶ月後に120ドル貰えるのではどちらを選びますか??

これは有名な心理テストでベストセラーの「選択の科学/シーナ・アイエンガー」にも載っているものです。

最初の質問はほとんどの人が120ドルを貰える方を選択しました。でも2番目の質問はほとんどの人が「今」100ドルを貰える方を選択しました。

皆さんは実際どうでしたか?

どちらも1ヶ月長く待てば20ドルおおく貰えるという条件にかかわらず、なぜこうも結果が変わってしまったのかというと、人間は「目先の利益」に飛びつく修正があるからなんです。

ダイエットしているにもかかわらず、甘いプリンを食べちゃうのもそう。
ダイエットして数ヶ月後に得られるかもしれない魅惑のボディよりも、目の前にあるプリンを食べたいという欲求の方に飛びついてしまうんです。

結構僕もやっちゃうことがあって、「これ欲しい!」と思っちゃうと頭の中がそのことでいっぱいになってついつい衝動買いしてしまうんですね。

冷静に考えるとあんまり使わないし、必要ないかなと思うんだけど気づいたら買っちゃう。そんで嫁に無駄遣いすんなと怒られる。。。(これを僕はレジ横のチロルチョコ効果と呼んでいる)

目の前の誘惑にはなかなか勝つのは大変なのです。

<ポイントは気逸らし>

マシュマロテストというこれまた有名なテストがあります。

4歳児を対象にマシュマロをお預けされた状態でガマンができるかどうかモニタリングをするという可愛い実験です。

「テーブルの上のマシュマロをガマンしないで待つことができたらもう一個マシュマロをあげるよ」と伝えてガマンしてもらいます。

マシュマロテスト
https://youtu.be/QX_oy9614HQ

動画の中で誘惑から一生懸命ガマンする子どもたち。
中にはガマンできず食べてしまう子や、ちょっとだけ舐めてみたりする子も。頭を抱えながらガマンしている子などいろんな反応を見せます。

マシュマロをガマンできた子と、できなかった子の間には気逸らしが出来たか出来なかったかの差が大きく影響していることがわかりました。

顔を覆ってマシュマロを隠してみたり、指でトントンとテーブルを叩いてみたり、中にはマシュマロのことを考えないようにおもちゃで遊んでいることをイメージして気逸らししていた子どももいたそうです。

その後の研究では、実際におもちゃを渡したり、マシュマロが見えないように隠したりした結果、ほとんどの子どもがマシュマロをガマン出来たそうです。

気逸らしをする手段があれば、目の前の誘惑から逃れられる可能性が高くなるということですね。

ちなみに、マシュマロをガマンできた子とそうでない子を追っかけ調査をおこうと、ガマンできた方が喫煙率や飲酒率も低く、社会経済的地位も高く、修学年数も高かったそうです。

「自律をしていく」ということがどれだけ大切かということですね。

<マシュマロテストから学ぶ>

長期的に見れば不利益になっちゃうとわかっていても、目の前の誘惑にはなかなかガマンできません。

不倫とかもそうですよね。パートナーも子どもも悲しませてダメだとわかっていても、下半身の暴走に理性が負けてしまってついつい。

起きないといけないのに、眠気の方が勝ってしまって朝寝坊してしまうのもおんなじです。

仕事しないといけないのに、ついついジークンドーのYouTube見ちゃったり。(最近ハマってるんです)

全部、やっちゃダメとわかっているけどついつい…というケース。マシュマロテストのようにいかに気逸らしをできる環境を作っておくかが大事になってくるのです。

スマホの待ち受けをパートナーや子どもにして、ムラッとした時に家族の顔が目に浮かぶようにする。

朝起きれるように、誰かに明日は早起きすると宣言しておく。YouTubeのbookmarkを消しちゃう。とか。

誘惑そのものに対してストップが効くように予め対策しておくのも1つ大切なことです。

自分の目指している姿、夢や目標を常に意識できるようにメモをして目のつくところに貼っておくというのも良いと思います。

長期的な目標だけではやろうと思っても「明日やればいいか」になってしまう可能性もあるので、なるべく短期的な目標(今日とか明日の)を具体的に作っておくことです。

誘惑に負けそうになったら、その短期的な目標を確認して、意識をそこに集中させることができればグッと堪えることが出来るようになるはず…

<まとめ>

①人間は「目先の利益」に飛びつく修正がある。長期的な目標だけを立てても目の前の誘惑に負けてしまう。

②目の前の誘惑に勝つためには気逸らしをすること。

③目の前の誘惑が出てきたら、長期的な目標から逆算して立てた短期的な目標(今日とか明日の)を具体的に作って確認をする。

ついつい1000円くらいならいいかな〜と思って無駄遣いしてしまうことがあるんですけど、チリも積もればなんとやらですからね。

長期的なところから、目の前の目標を落とし込んで自制せねばなのです!

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株式会社メンタリスタマネージャー
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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(3歳)の3人家族。横浜在住。
家族、仕事、趣味についてとりとめなくつらつら書きたいと思います。








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