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やってるうちに情熱は湧く #1025

おはようございます。
一歳の娘がポケモンGOを覚えてポケモンを捕まえてます。どうも森下です。

誰かのために役に立ちたいという大義を持つことはとても素晴らしいけど、最初は自分のためでよかったりするもんです。というお話です。

<最初はみんな自分のこと>

世界で活躍しているトップアスリートや経営者は、「多くの人に感動を与えたい」「社会貢献したい」というような素晴らしい大義を持っています。

それはとても素晴らしいことだと思いますし、とってもカッコいいし、僕もそういうカッコいい人になりたいなぁなんて憧れたりもします。

それに比べて自分はどうでしょう。そんな大義を持ってスポーツをしてたり仕事をしてたりしてないなぁ、なんてちょっとセンチメンタルになってしまう人もいるのではないでしょうか。

でも実際のところ物事を始めるキッカケというのは、そうした社会貢献とか大義名分ではなくて外発的なものがキッカケとなっている人がほとんどです。

子どもの頃にみんなに感動を与えたいと思ってスポーツ始める人はいなくないですか?もしいたとしたら、もっと自分のために楽しむためにやりなよって言いたくなってしまいます。

多くの人に夢と感動を与えているトップアスリートたちも楽しいからこそ続けてこれたわけですし、それがなければ大義名分の前にそもそも続けられないし、見ている人たちにも感動は伝わらないでしょう。

ビジネスにおいてもそう。
立派なミッションやビジョンなんてのは大体後付けで、大体はその分野に興味があってのめり込むように勉強や研究、実験を繰り返しているうちに、それが気づけば周りの人に役に立っていたというケースはよくある話です。

ジョブズにしてもベゾスにしてもそうで、興味のある分野をとことん突き詰めていた結果、世界を代表する起業家になったわけですね。

僕がメンタルトレーナーを志したのも似たような感じで、とあるキッカケでメンタルトレーニングを学び、スポーツ好きだし、影響力のある人になりたいし、話すのは比較的好きな方だし、と自分にあってるかないうのが最初で、選手たちの成長に貢献したいというのはゼロではないけれども、そんなこと考えている余裕も正直なかったように思います。

楽しみながら取り組んでいたり、これは誰も成し遂げたことないから面白そうだとチャレンジしてみたり、自分にはこれが合ってるぞと思って取り組んでいくそのさきに、周りの人のことも考えられるようになってくるものだなと感じます。

<心の余裕を持とう>

「誰かのために」という気持ちはとっても素晴らしいけど、自分にゆとりがなければなかなかそうは思えないのもこれまた事実。

自分がお腹ぺこぺこなのに、自分の大切な人ならまだしも、見ず知らずの誰かにご飯を分け与えるなんてアンパンマンでない限り難しいですよね。

だから、自分がまずは満たされることが最優先です。そうでなければその大義名分は続きません。

だから僕は「自分が楽しみたいから」「稼ぎたいです」「カッコ良いと思われたい」という動機は最初は全然良いと思ってます。

まずは外発的なモチベーションでも、ある程度自分が満たされることが大切で、それが満たされてるくると心に余裕ができて周りにポジティブな感情をシェア出来るようになってくるわけです。

ポジティブ心理学においと「お金で幸せ(ポジティブ感情)は高まるのか」という研究が行われました。

そこでは年収が500万円、1000万円、1億円の人達の3つのグループに分けて、それぞれのポジティブ感情に差があるのかどうかを調べたんです。

すると、500万円の人達と1,000万円の人達の間にはポジティブ感情の差が結構開いていることがわかりました。

一方で1,000万円の人達と1億円の人達の間にはそこまで大きな差は見られなかったということがわかりました。

500万円の人達と1000万円の人達の額面的な差は500万円しかないですが、1000万円の人達と1億円の人達にはその差は9,000万円もの差があるにも関わらずです。

この結果から何が言えるのかといえば、ある程度の生活レベルが維持できるラインまではお金でポジティブ感情は変わるということです。

何かガマンしなければならない、というような状況では心が満たされにくいということ。

でもある程度の生活水準が満たされ、自分で好きなものを選択出来るようになってくると、お金だけではポジティブ感情は高まらなくなってくるわけですね。

そのレベルでは楽しさや自身の成長、貢献感、達成感、やり甲斐というようなことでポジティブ感情が高まっていくんです。

これはお金だけでなく人間関係や健康にも言えることだと思います。

健康で良好な人間関係を築いていて、かつお金も困らない程度にはある、そのベースがあって初めて周りのことも考えることができる心の余裕が出てきます。

そうでなければ、どんなに素晴らしいことも持続することは出来ませんからね。

<だんだんとハマっていく>

最初は仕方なくやっていても、やらされていたとしても続けているうちにモチベーションの質は高まっていきます。

仕事でも趣味でも、みなさんが今取り組んでいるものの中にも最初はしょうがなくやっていたのに、続けているうちに楽しくなってきたなんてことがあるんじゃないでしょうか?

例えば、学校を卒業して目標は特にないけどなんとなく就職をして最低限生活出来ればいいな、なんて思っていたけど、続けているうちにその仕事にプライドが出てくるなんてことがあったりします。

これは先述したとおり、最初のキッカケなんてそんなひょんなことからはじまるもので、継続していくうちに継続する理由が自然と出てきたりするんです。

仕方なくなんとなくやっていることに対して、周りから感謝をされたり、ちょっとずつ成長を感じられたりすると楽しさややり甲斐が大きくなってきます。

仕方なくやっていることか、まぁちょっとやっておこうかなになり、やったほうがいいなになって、最後はやりたいに変わっていくんですよね。

これぞ外発的なモチベーションから内発的なモチベーションへと変わっていったということです。

内発的なモチベーションが高ければ、ちょっとやそっとの困難も乗り越えられるし、むしろそのトラブルやハプニングすらも楽しめるようになってくる。

だから、最初から食わず嫌いしないで「とりあえずやってみる」ことってけっこう大事だったりするんですよね。

とりあえずやってみて、自分自身が楽しい、やりたいと思えることをまずは探していきましょう。

その楽しさを追求していれば、気づけば誰かのなにかの役に立っているかもしれません。

<まとめ>

① 楽しみながら取り組んでいたり、面白そうだとチャレンジしてみたり、自分にはこれが合ってるぞと思って取り組んでいくその先に、周りの人のことも考えられるようになってくるもの。

② 外発的なモチベーションでもある程度自分が満たされることが大切で、自分が満たされてくると心に余裕ができて周りにポジティブな感情をシェア出来るようになってくる。

③ とりあえず取り組んでみて自分自身が楽しい、やりたいと思えることをまずは探していく。その楽しさを追求していれば、気づけば誰かのなにかの役に立っているもの。

昔は全然自分のこともよく理解出来てないのに、大それたことをイキってほざいてたっけなぁ。そんな時を経ての今です。笑

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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(5歳)と娘(1歳)の4人家族。横浜在住。
メンタルトレーニングの情報を中心に書きたいと思います。

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