リゼロのレムを歩かせてみた!【ストップモーション】
世界の感動時間を増やせ!世界の感動時間を増やそう!こんにちは、篠原健太です。コマ撮りアニメーションを制作したり、発信したりしています。
過去に書いたポイントでも、この記事が始めての出会いになる人がいるかもしれないので繰り返しになる話もありますがよろしくお願いします。
今回はレムの「歩き」をアニメートしました。
TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』より、ロズワール邸のメイド「レム」figma。
レムの歩き 15fps 1歩8コマ
ふらつきをなくそう!
人が歩く時は体重移動による上半身の傾きがあるのですが、入れすぎるとゾンビが歩くみたいになって不自然です。
とくに今回のように手を振らずに歩く場合は上半身を安定させたいところです。人形と支えの固定がしっかり出来ていれば安定したアニメートができますが、レムは柔らかいスカートに支えをくっ付けて出さなくてはならなかったため安定しませんでした。上半身が傾いてしまったら時間をかけてでも戻します。
ちなみに一番安定してアニメートしやすい支え位置は腰(骨盤)です。
もちろん地面についてる足の裏にはブルタック(ひっつき虫)を仕込んで固定してますし、地面には鉛筆で足の位置をマーキング(バミリ)しながらアニメートしました。
自然に見せたい時に大切なポイントのひとつとして、動かないものは動かさないようにしましょう。あたりまえですが…。
例えば体重の乗った接地足が動くと、途端に宙に浮いてるみたいに軽く見えてしまいますし、人形が干渉してない小道具が動くとポルターガイスト現象になってしまいます。両面テープなどで固定しておくと安心です。
もし動いてしまった時はバミリや前のコマと見比べて、同ポジ(同じポジション)に戻しましょう。
コマ撮りは固定が基本なのです。プロの現場では美術の固定にとても時間をかけてますし、人形の足は虫ピンを刺して固定したり、地面の下から足裏をネジ留めしたりします。
おまけ
まばたきや半目はデジタルで描きました。
目を閉じるレム アフターエフェクトによるレタッチ。
つづく。
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