アニメーターアシスタントの仕事【コマ撮り】
こんにちは、篠原健太です。
コマ撮りアニメーションを作ったり、発信したりしています。
アニメーターのアシスタントは何をするんですか?と質問がありましたのでお答えします。
アニメーターとしてデビューする前にアニメーターのアシスタントをするという選択肢があります。
僕が業界に入ったのはドワーフにアルバイトとして働き始めてからです。当時の僕のスキルは
です。
現場に入りはじめると、まずアニメーターアシスタント(略してアニアシ)をしました。アニメーターのサポートをしながらアニメを学んだり、撮影現場に慣れていきます。
アシスタントの仕事はアニメーターの方によって内容は変わりますが、
です。
道具を準備したり、環境を整えたりして、アニメーターがアニメートに集中出来るようにサポートします。ステージやアニメーターが触りそうな物がしっかり固定されているかもチェックします。
撮影中、アニアシは基本的にPCの前に座ってドラゴンフレームを操作しています。アニメーターがポージングを完了したらカメラから避けるので撮影します。撮影した画像をチェックして、余計なゴミや動かし忘れがないか確認します。
カメラから避けるアニメーター篠原
アニメーターの書いたタイムシートのコピーをもらって、撮影中に読み上げます。
例えば「10コマ目、〇〇(キャラクター名)歩き16(分)の1です。」のような感じで、タイムシートに書かれたコマの動きをアニメーターに伝えます。
この作業で、アニメートのコマ割りを学びました。
撮影後の編集作業がスムーズにできるように記録を残しておきます。
収録素材や合成素材、バレもの、カメラデータ、現場での出来事を書き記しておきます。
収録したデータをバックアップします。
ドラゴンフレームの導入により、アニメの動かしチェックと収録が同時にできるようになりました。撮影データは本来、撮影部が管理しますが、ドラゴンフレームを使用できる撮影部が少ないのでアニアシがデータ管理をする場合があります。
現場の準備や片付けを手伝います。美術小道具の固定も手伝います。
トンコハウス『ONI』撮影中のアニメーター峰岸さん
ざっくりとではありますがこんな感じです。
あくまで、これは僕がドワーフでやっていたことなので会社や現場によって違うと思いますが、参考になれば幸いです!
つづく。