にわかサッカーファンとしてW杯から学ぶこと

前評判を完全に覆して、サッカー日本代表が快進撃を続けていますね。

今夜(というかほぼ明日の7月3日の)3時にはベスト8を決める試合をベルギーと繰り広げます。どんな結末になるか(にわか)サッカーファンとしてとてはめちゃくちゃ楽しみにしています。4年に一度のお祭り!騒がにゃそんそん。

そんな僕ですが、今大会は本当に色々学ぶことが多く、メモに残しておこうと思います。

バッターボックスに立たない限り、絶対に結果は出せない

(サッカーの話でいきなり野球の比喩で恐縮ですが)初戦のコロンビア戦は本当にこれを学びました。

戦前の僕の予想は1-4。まあボッコボコにやられるだろうなと。運良く引き分けいけたらなーくらい。ほぼ全ての人がそう思ってたのではないでしょうか。

それが前半3分でレッドカード+PKって。本当に誰がこの展開を想像できたでしょうか。サッカー漫画でもあり得ない。

頭で考えて予想して足がすくんじゃう事って本当に多くい。そして、ほとんどの人はそのピッチに立てないままやめちゃうんだけど、これが現実なんだよなと。

(唐突にジャックマーの動画。僕が言うよりも説得力があります。)

ビジネスでもそう。なんの戦略も戦術も立てずにぶっこむのは言語道断でダメだけど、まずはやってみる、ピッチに立ってみる。

まずは行動してみる。そうすると何かが起きるかもしれないし、分からなかい事が分かったりする。

その気持ちを忘れんなよ!ということを教えられました。

準備した者の前にチャンスは転がってくるし、結果を出す

これは2戦目のセネガル戦ですね。先制されながらも気持ちが全面に出ていた日本。追いつく展開で、本当に強くなったなと思い楽しく見ていましたが、何より学んだのは日本の2点目の本田選手のゴールです。

本当に色々あって、色々な人が絡み合いながら最後ゴール前フリーで足元にボールが転がってきてそこに立っていたのは本田選手。そして簡単では無いそのボールをきっちりゴールに流し込む。

今はチームの主軸ではない。スタメンでもない。けど腐らず、常にイメージしながら準備してきたからこそあそこに立ち、幸運にもボールが転がってきて、イメージ通り足を振ることができた。

僕らビジネスマンだってそう。細かいとこで言えば本当に多くあるシチュエーション。突然偉い人にアピールできるかもしれない。突然投資家に事業構想の説明を求められるかもしれない。それは誰からもどこからも。常にイメージして準備をする。

たとえ、分かりやすい結果で報われないとしても腐らず、諦めず、イメージして準備をする。

どこを見据えているかで取るべき戦略は異なるし、決断と責任はリーダーにしか取れない

そして予選最終戦のポーランド戦。論点はラスト10分。

正直試合中僕は「ださいな日本」って思ってました。

けど、一夜明けて、僕はあのボール回し戦略は圧倒的に賛成派になりました。

西野監督はきちんと遠い先を見据えて冷静に戦略を決断できるリーダーなんだなと感動しました。

日本がここまで躍進できた理由の一つに”経験”が大きくあると思います。すでにW杯に6回出場し、出ることがやっと当たり前になってきて、選手も強豪国の主力メンバーと日々リーグで戦っている経験があるからこそ気持ちの面で対等に試合をすることができると思っています。

僕なりの解釈ですが、日本のサッカー協会が目指しているものは「数十年後のW杯での優勝」と「強豪国入り」への成長だと思っています。

今大会の結果云々ではなく、簡単では無い遠い道のりの半ばにいると思っています。

そう考えると今目の前に転がっているベスト16の1試合は喉から手がでるほど、地べた這いつくばってでも欲しい”経験”だと思います。

”無謀にも仕掛けて追加点入れられて予選敗退した状況” vs ”戦略的に引いて予選突破した状況” で言えば火を見るより明らかに後者を選択すべきです。

それをあの状況で冷静に選択できた西野監督は本当に凄いと思うし、もし仮にセネガルが追いついた日にやぁ相当の非難轟々になるリスクも分かっていながら決断できたのは本当に凄まじいリーダーシップだなと。

外野はやいのやいの言ってきます。だって責任無いし関係無いから。けど責任者は常に冷静に決断を下さないといけない。僕もその胆力を磨かなければなと学ばせて頂きました。


さあ、だらだらと書いてきましたが、今夜運命のベルギー戦。4年に一度のお祭り。楽しみです。頑張れ、日本!!

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