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政策とデザイン This is policy design_3


・ポリシーデザイナーと呼ばれる人は?

新しい仕事として、徐々に普及していっているポリシーデザイン、及びそれに親しい仕事だが、一体どのように始まって、どんな人が、何をするのか?記載する。

Index
・ポリシーデザインとはなにか?
・ポリシーデザインの5原則
・ポリシーデザイナーと呼ばれる人は?
・ポリシーデザインはどのように進行していくのか?
・ポリシーデザインの思考ツール
・ポリシーデザインの導入例

下記の図は、台湾におけるデジタル投票システムの設計を行ったときのWSの参加者とポリシーデザイナーのイメージ。おもにファシリテーターとしてイベント、会議の準備、目的設計を行うのがポリシーデザイナーである。

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①サービスデザイナー / UXデザイナー / インタラクションデザイナー
デザインコンサルティングファームでサービスデザインで用いるユーザーインタビューやデスクトップリサーチ、プロトタイピングなどのフレームワークを一通り用いたことのある人達。HCI、人文、デザインバックグラウンドと仕事の内容での強みが異なる。


③ビジネスデザイナー
基本的に上と同じく。ただ、背景としてビジネスバックグラウンドから来た人が多く、「問題解決」という意味でのデザインが守備範囲で、実際のものの製作はあまり行わず、ファシリテーションを得意とする。

④研究者
後のケース8で記述

ここで参考までに講師をしてくださった方の経歴を簡単に書くと
インタラクションデザイナーShuさんの場合、
National Taiwan University HCI master degree 卒業
CIID master degree 卒業
Re: Public(tokyo) designer intern
 地方産品のブランディング事業
Tellart(amsterdam)
 日本で言うtakramみたいなテクノロジーに特化しているデザインコンサル
PDIS(taipei)
 public innovation digital spaceの略で、政策立案の過程にテクノロジー、デザインの手法を活用していく会社
Cookpad(London)
 design researcher
CIID (copenhagen) 講師
 design for policy makingの講座を2019年夏に開講

サービスデザイナーJhonさんの場合
CIID 卒業
CIID 研究員として3年勤務
Future City Catapult(London)
 To G 向けのデザインコンサルティングファーム
Fjord(Dublin)
Context Studio Dublin

といった形で国にとらわれず、自分のファシリテーション能力と経験を武器に色々なフィールドで活躍している。自分が進む方向性が見えていて、着実に短期間でキャリアアップしている。こういった組織にとらわれず、必要なタイミングで、必要な場所からアプローチするフレキシブルなデザイナー像がポリシーデザイナーに限らず求められるのだろう。
 

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