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人材紹介について

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人材紹介への考え方、取り組み方、向き合い方などをまとめたnoteです。
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記事一覧

キャリアにおける「プランド・ハップンスタンス」を具体例を交えて考える(スタートアップ×人材紹介)

こんにちは!S hireの加藤です。 先日投稿されていた、高木さんのXに非常に共感しました。(さらに表示を押すと、詳細の記載があります。) またその中で、「プランド・ハップンスタンス(Planned Happenstance)」→「キャリアというものは偶然の要素によって8割が左右される。偶然に対してポジティブなスタンスでいる方が未来が広がる」という理論(⇄キャリアアンカー理論)について触れています。 既知の理論ではありましたが、改めて過去ご支援した方や評価が高かった方、自身

バイアスを制する者は人材紹介を制す:継続的成長のために

こんにちは!S hireの加藤です。 今回の記事では、「人材紹介におけるバイアスとの向き合い方」をテーマにnoteを書きたいと思います。 これは私が常々考えていることですが、前提としてこの仕事を継続するのは容易ではなく、成果を出し続けるためには、自分の中で生まれるバイアスを認識し、それと向き合いながら楽しんでスキルを高めていくことが重要です。 経験が生むバイアスのリスクバイアスは、エージェントとしての経験が長くなるほど、過去の成功や失敗の経験を頼りにして無意識に生まれやすく

とにかく暑い8月をNO出社にしてみた話(人材紹介の働き方)

こんにちは!S hireの加藤です。 先日、Amazonが完全出社回帰のニュースが流れました。Googleも、ZOOMも今はハイブリッドな働き方を推奨しています。各社様々な考え方があり、出社に関する方針を定めている現状です。 では「人材紹介事業の働き方」は何がベストなのか?を日々試行錯誤しています。個人的には出社 or リモート、という話だけではなく会社を構成するルールや組織、オフィス投資まで検討して答えを出す必要があり、そこまでを意識した体制構築をもっての最適解を出したい

人材紹介事業で重要なのは、テクニックではなく「ファンダメンタルに基づくスキル」

こんにちは!S hireの加藤です。 人材紹介事業は年々難易度が増し、市場の変化に対応しないと存在価値を見失いやすいと考えています。その変化に対応する上で重要なのは、「揺るぎないスキル」を現環境に適応させることだと思います。 若い頃、私は「求人のスペック調整(採用要件緩和)を提案し、成功させて独占案件にしよう」と教えられました。しかし、それがすべての会社に当てはまるわけではないと感じていました。実際に積極的に提案しましたが、企業側からNGを受け、場の空気が悪くなった経験もあ

「市場価値」とは課題解決力であり芸風

こんにちは!S hireの加藤です。 今回「市場価値」についてお話しようと思った背景としては、以下の通りです。 転職希望者の方からご自身の市場価値がどのくらいなのかとご質問いただくことがある 巷に溢れているワードではあるが、非常に分かりづらく抽象度の高いワードだと考えていた これらの理由から、自身としてもこの「市場価値」というワードへの考え方をしっかりと言語化しておきたいなと考えました。 私が得意な領域であればその方の市場価値をお伝えすることが出来るのですが、100%

「スタートアップ×人材紹介」を10年続けて

私は「スタートアップ×人材紹介」の仕事に従事しており、早いもので10年が経ちました。今も変わらずやり甲斐を感じており、一生この仕事を続けていきたいと考えています。 まだまだ未熟な部分も多いのですが、この業界で同じ仕事をしたいと考えてもらえる人が増えたら嬉しい、この仕事の立ち位置も向上させていきたい、何よりスタートアップへの健全なチャレンジをする方の支援を更に増やし、同業界の発展に貢献したいと考えている次第です。 その上で、「人材紹介を始めたキッカケは何?」「なぜこの領域をや

この仕事(スタートアップ×人材紹介)を一生続けるにあたり

初めまして、加藤健太と申します。 私は「スタートアップ×人材紹介」の仕事に従事しており、早いもので10年が経ちました。今も変わらずこの仕事にやり甲斐を感じており、一生続けていきたいと考えています。 まだまだ未熟な部分も多いのですが、この業界で同じ仕事をしたいと考えてもらえる人が増えたら嬉しい、この仕事の立ち位置をもっと向上させたい、そして何よりもスタートアップへの健全なチャレンジをする方の支援を更に増やし、同業界の発展に貢献したいと考えている次第です。 また最近、経産省が出

人材紹介事業における「売上が先か、モラルが先か」

株式会社S hireの加藤です。私は「スタートアップ×人材紹介」の仕事に長らく従事しており、一生この仕事を続けていきたいと考えています。 まだまだ未熟な部分も多いのですが、この業界で同じ仕事をしたいと考えてもらえる人が増えたら嬉しい、この仕事の立ち位置も向上させていきたい、何よりスタートアップへの健全なチャレンジをする方の支援を更に増やし、同業界の発展に貢献したいと考えている次第です。 よく受ける「相談と悩み」最近表題のテーマについて、「どちらを優先して組織運営をするべき

人材紹介事業における「時間生産性」と「コミュニケーションの精度」を向上させる『Clean Up』

私は「スタートアップ×人材紹介」の仕事に従事しており、早いもので10年以上が経ちました。今も変わらずやり甲斐を感じており、一生この仕事を続けていきたいと考えています。 人材紹介事業において私は「時間生産性」と「コミュニケーションの精度」を重要視しており、出来る限り向上させていきたいと日々考えております。そんなS hireで実施している施策、『Clean Up』のお話をまとめました。 時間生産性の観点で結構忘れられていることみなさんの会社や組織のなかにも、実は使っていなか

上手くいかないことの方が多い、人材紹介事業への向き合い方

私は「スタートアップ×人材紹介」の仕事に従事しており、早いもので10年以上が経ちました。今も変わらずやり甲斐を感じており、一生この仕事を続けていきたいと考えています。 何年経っても、人材紹介事業は「上手くいかないことが日々繰り返される仕事」だと感じており、これは避けられないと確信しています。 一度も失敗をしたことがないエージェントの方などいるでしょうか。絶対にいません。エージェントとして活躍している人々は、才能だけではなく、失敗と対峙する力があるのだと思います。それであれば

「人材紹介のエージェントは無力である」と考えることの効用

私は「スタートアップ×人材紹介」の仕事に従事しており、12年が経ちました。今も変わらずやり甲斐を感じており、一生この仕事を続けていきたいと考えています。 以前、「人材紹介における売上が先かモラルが先か」「上手くいかないことの方が多い、人材紹介の向き合い方」を書かせていただいたのですが、簡単に言うと という話であり、「組織として」この事業づくりをどう考えていくべきかというところにフォーカスしていました。 今回はその前提で「個人が」持ち合わせていると有意義なスタンスが、タイ

人材紹介の介在価値に複利を生み出す「Stock」

私は「スタートアップ×人材紹介」の仕事に従事しており、早いもので10年以上が経ちました。今も変わらずやり甲斐を感じており、一生この仕事を続けていきたいと考えています。 今回は、S hireで大事にしている「Stock」の取り組みについて書きます。このタイミングでこのようなお話しをしようと思った理由は3つあります。 (Stockの説明はこの後記載しております) 改めて「Stock」とは改めてなぜこのStockに取り組み始めたのかというと、人材紹介業は属人化しやすく、折角の日