13日目 ファシグラ
ファシリテーショングラフィックの師匠、志賀壮史さんのメルマガ「市民の板書術」を読みました。志賀さんとの出会いは私が大学で環境教育を学んでいたころ。第一印象は「ニコニコした髭の兄さんがプロッキーをシザーハンズのように握ってる…」
その時は青木将幸さんと志賀さんのワークショップを1泊2日で体験するという、今思い返すととても贅沢な学びの場でした(当時は何も知らずに参加してましたが…)
オンライン会議のメリットとデメリット
この2か月ほどでzoomやgoogleハングアウトを利用する機会が増えました。以前は使える人同士で利用していましたが、最近は使い方をレクチャーする機会も少なくありません。オンラインの会議のメリットとデメリットを簡単に説明するとこんな感じでしょうか。
<メリット>
・ファイルの共有が簡単
・ホワイトボード機能やチャットで同時編集可能
・物理的に集まらなくてもよい
<デメリット>
・大きな資料を俯瞰しにくい(端末に依存)
・空気感が伝わらない
・参加者のスキル格差
もちろん、「どちらが優れているか?」という二項対立ではなく条件によって使い分ければいいことです。
ただ、「あれば便利」程度だった技術が、多くの人にとって「ないと不便」な技術になっています。
生徒1人1台の端末環境でオンライン授業や双方向の連絡をしている様子を見ると本当にそう思います。もはや、生活に必要不可欠なインフラです。
オンラインでファシリテートする
志賀さんのメルマガでは、
・キーボードは手書きの数倍のスピードで文字を入力
・Googleドキュメントでは編集権限を持った全員で一斉に書き込む
など、オンラインならではのメリットを生かしつつ
・意識してつぶやくことで,意思疎通がスムーズになる
・グラフィックではどんどん書いて「聞いていること」を示す
といった、具体的な配慮事項について指摘されています。
このメルマガから感じるのは、マニュアル的なハウツーではなく
「参加者が話し合いやすい環境とは?」「どのように情報の共有や合意形成をはかるか?」といった、話し合いのプロセスに対する哲学のようにも思えます。
そして、改めてオフラインの模造紙によるファシグラの良さを感じました。あぁ、密集したい…。
<参考>
ファシリテーショングラフィックとは?
そんな志賀さんを呼んで勉強会を開いたりしました
input:メルマガ読んだ
output:zoomのファシリ力を上げよう
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