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大御所芸人には長寿番組が必要?

この年末年始、数多くのお笑い番組で楽しませてもらいました。
ずっとお笑い番組を見てきた中でいうとネタ番組を中心としたお笑い番組ブームではないでしょうか。
中でも、特徴的なのはお笑い第七世代といわれる芸人がキャスティングされ、ナインティナインや千鳥がMCを張るという傾向が比較的強かったかと個人的には思ってます。
彼らも、やがては、たけし、タモリ、さんまといった大御所と言われるようになるのでしょうか。誰が天下をとる芸人になるのでしょうか。
すごく楽しみですが、そうなるには何が必要なのか。
明確なものはもちろんないのでしょうが、長く第一線で活躍することのひとつの証としては長寿番組を持っているかどうかはひとつの条件としてあるのではないでしょうか。

そこで、現在の大御所と言われる芸人がどれだけ長寿番組をもっていたか調べてみました。

・一応、芸人の名前が番組名に入っていないが、代名詞的になっている番組(新婚さんいらっしゃい!etc)もあるが、ここは分かりやすく線引きするため、芸人の名前のついた番組、いわゆる冠番組であること
・一応、長寿番組ということで20年以上続いていること
・一応、毎週放送が基本ですが、特番(※マーク)も含めた
・一応、地方局も含め、全国のテレビ局を対象とした

という基準のもと、一覧表にしたものが下記になります。

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こうしてみると、明石家さんまの冠番組が4つも長寿番組となっており、その番組の開始年もバラバラで定期的に長寿番組を生み出していることが分かります。さすがお笑い怪獣といった感じです。
続いて、タモリです。タモリはなんといっても「笑っていいとも」でしょう。唯一無二の月~金の帯番組での32年の長寿記録ですから、すごいです。フィナーレも、蒼々たる芸人が集結し、圧巻でした。もうひとつ、「タモリ倶楽部」も38年ですから、特番を除くと、ワンツーになります。
続いては、ダウンタウンです。ダウンダウンも2番組で、長寿番組入りを果たしています。ガキ使の特番「笑ってはいけない」は17年間、年末の風物詩となっています。
意外にも1番組しかなかったのは、ビートたけしです。「天才たけしの元気が出るテレビ」など10年前後が多く、20年に届いたのは「たけしのTVタックル」のみでした。
あと、同世代でいうと所ジョージは冠番組ではない「笑ってコラえて!」などは2番組ほどありますが、冠番組としてはひとつです。
その他では、ナインティナインの「ぐるぐるナインティナイン」やロンドンブーツ1号2号の「ロンドンハーツ」が食い込んでいます。彼らも大御所への仲間入りを果たすのでしょうか。

反対に、この人の名前がなぜないのかと思って人もいるのではないかと思います。
ウッチャンナンチャン、笑福亭鶴瓶、引退はしましたが島田紳助なんかは、数多くの冠番組を持っています、あるいは持っていましたが、20年に届く番組は残念ながらありませんでした。

では、次世代はどうかを次に見ていきましょう。

一応の基準は一緒ですが、20年に達していないが、10年近く、10年以上続いている番組をピックアップしたのが下表です。

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ネプチューンの「ネプリーグ」と雨上がり決死隊の「アメトーーク!」が17年も続いています。「アメトーーク!」は大好きで毎週欠かさず見てますが、雨上がり決死隊のコンビが揃うときは来るのでしょうか。いずれにしても、もう少しで20年の長寿を迎えます。
続いて、さまぁ~ず、サンドイッチマン、博多華丸・大吉、ブラックマヨネーズとなってます。サンドイッチマンは現在、複数の冠番組を持っていますが、10年を超えるのはひとつとなっています。これから増えてくるでしょうか。
続いて、有吉弘行は2番組で10年近く継続しており、それ以外にも多くの冠番組を持っているどころか、レギュラー番組すべてが冠番組という稀有な存在で、将来の大御所への近い存在なのかもしれません。

あと、ランキング表にはないですが、バナナマン、千鳥、本当に最近ですが、霜降り明星は複数の冠番組がスタートしており、今後、楽しみです。

まとめ

大御所芸人という定義が定まらないものを長寿番組と絡めて調べてみましたが、大御所芸人に長寿番組が必要かどうかは、長い期間、第一線で活躍することによる幅広い世代のファンを獲得していくという点においては、長寿番組はひとつの必要条件かと思います。今、テレビ番組で活躍している芸人が何年後かに大御所と言われるようになるのは誰なのか、長くお笑いを見ていく楽しみかたではないでしょうか。

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