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#0783 何度でも『学びの物語』ー大宮勇雄ー

毎年毎年、春になると読み返す本がある。

僕が学びの物語を何度も何度も繰り返し読む理由の一つに『保育の振り返り』がある

今保育の現場では保育の質を高めるために振り返りの重要さが語られている。
それは1日の保育の楽しかったこと、うれしかったこと、悲しかったこと、何をしていた、どんなことに挑戦しようとしていた、ということを子どもたちと一緒に振り返る。という意味の振り返りもあれば。
また、今子どもたちがどんなことに興味を持っていてどんなことを次私たち保育者が準備すればもっと子どもがワクワクするだろう。どんな環境が必要だろう。ということを同僚と一緒に振り返る。という意味の振り返りも大切。

そしてもう一つ、僕が毎年この本を読む大切な振り返りのポイントが、自分自身の保育を振り返ることだ。

何度も何度もこの本を読んで、今子どもたちが置かれている現状、保育の大転換期を迎えている時代のこと、子どもたちの権利、こども観の転換期を迎えているという社会情勢の振り返り、改めて、レッジョ・エミリアや、テ・ファリキの保育、保育哲学を通して見えてくる子どもたちの本当に豊かな可能性について自分はちゃんとわかってるのかなぁ、それらをちゃんと身体に落とし込めてるのかなぁと振り返る。
頭じゃなく、心から。日々の保育でそれができているのかなと言うのを振り返る必要があると思っている。

そしてこの本を読むたびに、やはりあーやっぱりこうだったなぁとか、次はこんなことしてみたいなー。あの時の子どもの姿って、、、
といろんなことが頭の中を駆け巡る。
結論が出ないこともある。
ぐるぐるぐるぐるしているだけの時もある。

でもそうやって振り返ることがとても大切なんだと思っている。こうして今日ここに書いているのもまたぐるぐるとまとまらなくなってしまったが、1年に1度、この自分の保育者人生を変えた本のことを振り返って自分を見つめているというその事実を残しておくことが今はとても重要なんだと思ってまた今年も残しております。


今年度の保育も残りあとわずか。
楽しみだ。悔いのないようにしよう。

僕のこのnoteを見てくれている方で、この本読んでない方はどうかお願い。
リンクを貼ります。騙されたと思って読んでみて。


それでは今日も遊びあふれる一日を✨

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