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アプリ内課金の回避法まとめ (2019/2月)

こんにちは TIMEPACKの髙城(タキ)です。

皆さんが普段使っているスマホアプリ。最近は少しずつ課金に対する抵抗もなくなってきて気軽に課金するユーザーが増えている印象ですが、開発者がAppleやGoogleに支払っている手数料がいくらかをご存知でしょうか?

サムネに答えを書いてますが、なんと30%です!

厳密には1年目が30%2年目以降も継続しているユーザーは15%になりますが、それでも高い。。。

仮に10万人から毎月490円購読課金してもらえるサービスを作っても、5億8800万円の売り上げのうち、初年度は30%の1億7640万円もプラットフォームにもっていかれちゃうわけです。そんだけあれば何人雇えるんと思ってんだ(怒)と思いつつも、まぁそういう強力なプラットフォームを作ったAppleとGoogleを賞賛するしかないなぁ。

え?普通にクレカ決済にしてしまえばええやん、と思われた方も多いでしょうが、ややこしいルールがありまして。

Apple公式ガイドラインによると

わかりにくいですが、要はメルカリやUberのようにアプリを通して人間にお金を払うようなサービスはアプリ内でクレカ決済しても良いが、ゲーム、本や音楽、動画、便利機能のようなコンテンツに対してお金を払わせる場合App内課金にしないとリジェクトしちゃうよ!という内容です。

しかも、ここが割と肝なのですが、アプリ内から自社のWebに誘導して支払わせるといったことも審査でリジェクト対象になってしまいます。

ということで、各社サービスがこいつを回避しようと対策を頑張ってるわけです。ちなみに、独占禁止法だとかで10年ぐらい裁判が続いてるぐらい両者にとって死活問題なんです。

開発者の方々にとっては当たり前なことですが、意外とまとめたものがなかったので、各社の状況をまとめてみました。ちなみに私はiPhoneユーザーなのでiPhoneの状況について書いてます。

ちょっと長いですので、時間がない方は、最後に載せてある早見表まで読み飛ばして下さい。


Netflix  (動画ストリーミングサービス最大手)

まずはNetflix、アプリをダウンロードしてチュートリアルを読み終えると、あれあれ?通常あるはずのサインアップボタンがない。。。

一体どうすれば良いんだ、、右上のヘルプボタンポチッとな。

ん? カスタマーサービスに問い合わせる???

そうなんです。Netflixはユーザーにカスタマーサービスに電話をかけさせて、口頭でWEBの決済に誘導するという作戦をとっているんですね。

名付けて

ユーザーに電話をかけさせて電話でWEBページに誘導させる作戦。あっぱれ


Kindle (Amazonが提供している電子書籍アプリ)

次にKindle、これは有名な話かもしれませんが、Kindleの本はアプリから購入できません。Webで購入して→アプリにアップロードして読む。ただこの機能しかありません。とてもシンプルな手数料回避術ですね。



Spotify (世界の音楽ストリーミングサービス)

ガンガン行きましょう、次はSpotify。これまた凄いです

まず、アプリをインストールして、facebookかメールアドレスで登録すると、タブ右下にPremiumの文字が。タップすると次のような画面が現れます。

スクロールしても特に課金ボタンが見当たらないので、「もっと詳しく」をタップすると、、

Webページに飛んじゃいました。。これってありなんだっけ?

でもスクロールしても一向にボタンが見つかりません。

よく見ると、ん?

ん?ん?

制限によりこのページからはアップグレードできません。の文字

ユーザーに自分でググれと、そういうことですね。

そして、これまた衝撃。

先ほど出てきた「もっと詳しく」ボタンですが、2度と私の前に現れることはありませんでした。

ということでまとめると

初回ダウンロード時にしか現れない超グレーゾーンなボタンで、ユーザーをお得感満載のWEBに誘導するも、決済ページには飛べないので、使いたい奴はggrks(ググれカス)戦法

でした。


Slack (ビジネスチーム向けチャットサービス)

次はSlack、これに関しては私も調べ切れたかどうか、ちょっと自身がないのですが(間違ってたら教えて下さい)

スマホアプリ上にはアップグレード用のボタンは見つかりませんでした。

が、デスクトップアプリには、このようなボタンがありまして

そこからWEBの分析?ビューに飛ぶことができます。

そしてそこに「もうちょっとで無料プランの上限いっちゃうよー」「有料プランに移行してねー」という感じのボタンが。そしてここから無事に決済することができました。デスクトップアプリは誘導しても怒られないのかな??

ということで。

デスクトップアプリからは課金ページに誘導しても許される?のでデスクトップアプリからWEBページに飛ばして、さらにそこから課金ページに飛ばす作戦でした。


Dropbox (最強のクラウドストレージサービス)

お次参りましょう。次はDropbox

Dropboxのアプリ上には普通に課金ボタンがあり、アプリ内課金することができます。

ほうほう月額1200円ね。ほんでWEB決済はどうなっとるんや?

WEB決済での月額がなんと、、1200円/月

、、、、

紳士ーーーーー〜〜ーーーー〜〜ーーーーー

なんて紳士なんだDropbox

これまでのこそこそやってるサービス見た後だからか、めっちゃ紳士に感じる。

ということで、普通にちゃんとアプリ内課金を利用しているDropboxでした。


ジャンプ + みんな大好き少年ジャンプ

そして最後はみんな大好き少年ジャンプの定期購読。

アプリで課金すると960円、WEBで課金すると900円

そういうことですね。


はい、最後に早見表です。

みんな色々対策してて面白いなぁ。


弊社は何を採用しようかな。

追記(2019/2/15)
誤解を招く可能性があるので追記します。
今回の記事で書かれている各社の対策はiPhoneアプリに関してのお話です。GoogleとAppleでポリシーが異なりますので、Androidの場合は各社違う対策を取っている可能性もあります。Android版まで調査できておらず申し訳ないです。


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京大のAIスタートアップでBizDevやってます。学生時代はTIMEPACKというスタートアップしてました。仕事してて溜まった知識をゆる〜く発信します。https://mobile.twitter.com/takineeee

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