マガジンのカバー画像

未来会計、会計業界のこと

17
運営しているクリエイター

2020年6月の記事一覧

未来会計とは①

過去に会社ブログに投稿した内容を、再構成してまとめてみました。 まず、未来会計の定義です。 未来会計の先駆者である、日本BIGネットワークの岩永經世先生は、「持続可能な未来を構築するために必要な会計の体系」と定義しています。 弊社では、この定義を基本にしつつ、下記のように考えています。 ①経営計画をつくる(数字と行動) ②経営計画を達成するべく、行動計画を実行する ③経営計画を達成しているか、数字と行動を検証・軌道修正する。 (①~③を繰り返す) つまり、Pl

未来会計とは②

過去に会社ブログに投稿した内容を、再構成してまとめてみました(2回目)。 今回は、弊社の未来会計サービスについて、お伝えします。 弊社では、未来会計サービスを提供する商品として、 ・将軍の日(中期経営計画立案セミナー) ・MAS監査(月次財務コンサルティング) ・特化MAS(テーマ別個別コンサルティング) をご用意しています。 前回、未来会計とは、Plan-Do-Seeサイクルを通して経営を良くして いく取り組み、とお伝えしましたが、商品構成も、これを意識した

未来会計とは③

過去に会社ブログに投稿した内容を、再構成してまとめてみました(3回目)。 第3回目は、私が「未来会計」に取り組む理由をお話しします。 前回軽く触れましたが、企業の赤字率は、直近の国税庁の調査(※)によると、62.6%です。 ※国税庁 平成29年度分「会社標本調査」調査結果について の、「欠損法人割合」から引用しています。ただし、 繰越欠損金を控除した結果、所得金額が0となった場合も「欠損法人」に含まれます。 つまり、企業の平均黒字率は、約37%ということになります。

会計人は顧客のCFOになれるのか? 1

NewsPicksの「新時代のCFOの条件」(マネーフォワードの辻社長、ユーグレナの永田副社長)の対談を聞いて感じたことをまとめたい。  コロナ後の僕の仕事の仕方(お客さんとのかかわり方)を振り返ってみると、これまでのやり方と、明らかに変わってきていて、なぜこんなことが起きているんだろうと疑問に思っていた。  今回の対談を聞いて、「CFO」という役割が、まさにその疑問を解明するキーワードだった。  また、ここでいう「CFO」の役割こそが、今後の会計人が担っていくべきものだと