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地元。

久しぶりに鹿沼の実家に帰った。
というのも、昨日は宇都宮・陽東のショッピングモール、ベルモールにてD.W.ニコルズのライブがあったので、その後にちょっと寄って、昨日のうちに東京へ戻ってきたのだった。

父も母も元気だった。母は変わらずいつも明るく楽しそうだし、父はどんどん元気になっている気がする。いつまでもこのままで、と思う。でも、そうはいかない。そういう年齢だ。それを考えたとき、まだまだ自分は半人前だと思う。
そしていざ会うと、この歳でまだまだ心配をたくさんかけていることを痛感する。
まだしばらく心配をかけるだろう。親が元気なうちに、もう心配要らないんだな、と思わせたい。

ライブは、久しぶりのショッピングモールのフリーライブ。かつてはこういう形のライブをかなり頻繁にやっていたけれど、それもコロナ禍ですっかり無くなり、かなり久しぶりのことだった。
不特定多数の人の前での演奏は独特の高揚感があって楽しい。地元だけど意外と緊張することもなく、楽しいライブだった。

ショッピングモール、Bell Mall(ベルモール)は宇都宮の駅から数キロ東へ行ったところにある。僕が通っていた宇都宮大学の工学部のキャンパスのすぐ近くに、上京する少し前にできたショッピングモールだ。
行きも帰りも、懐かしい風景をたくさん見られて嬉しかった。変わったところもあるし変わらないところもある。あの道はどうなっているだろう。僕が住んでいたアパートはまだあるのかな。あの店はまだあるのかな。
今度時間を作ってウロウロしに行こう。

そしてこのイベント、全く繋がりの無いところから声がかかったのだけれど、蓋を開けてみれば、そのイベント制作会社には、僕が地元でバンドをやっていた頃からの繋がりのある人が何人もいたり、共通の知人の名前が次々に出てきたり。
嬉しかった。
その頃のみんなに会いたくなった。
地元で何かやりたいなとも思った。

みんな頑張ってる。
僕も頑張らなきゃ。ここから、だ。

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