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臨床検査技師を目指すなら、大学と専門学校どっちに行く?(番外編)
前回の記事の番外編です!
↓前回の記事です
今回は
・各学校のHPに記載されている国家試験合格率について
・文系や普通科以外の生徒が臨床検査技師を目指すことについて
お話ししようと思います。
国家試験合格率について
国家試験合格率が高い学校=そこに行けば合格できるというのは半分以上間違いです。
ほとんどの学校は、合格率を高く算出するために、国試前に一定の点数を基準より低い学生を「こいつは受かる見込みがない」と判断し、国家試験すら受けさせない措置を取ります。
これを足切りと言います。(私立大学や専門学校に多く見られます。)
しかし、私立大学や専門学校は、補習授業や先生との面談、模擬試験の回数が多いなど、国試対策は充実してます。
文系や普通科以外の生徒が臨床検査技師を目指すことについて
文系や普通科以外の生徒でも臨床検査技師を目指すこと自体は可能です。
私の1学年下の後輩は、高校時代は文系でしたが、つい先日大学を卒業し、臨床検査技師になれる予定です。
大学や専門学校では、一年次に教養科目として生物や化学、物理を履修するので、そこで勉強すれば、大丈夫です。
また学校によっては、課外授業やレポート課題でも勉強出来ます。
しかし、現役で国公立大学の臨床検査技師養成学科の合格を目指すのは、受験科目の関係でかなり厳しいです。
理系学部は、大学入試共通テストや二次試験で理科を2科目受験することになります。
科目は化学、物理、生物から2つ選択してください。
(地学は、ほとんどの大学の二次試験の科目に含まれていないので、勉強しても無駄です。)
加えて、国立大学は二次試験で数学IIIを課してきます。
数学IIIはかなり難しい科目ですので、履修しない文系や普通科以外の学科にはかなり厳しいです。(ちなみに公立大の数学はⅠa、Ⅱbでした。)
ですので、早めに受験勉強を始めないと、国英社、数Ⅰa,Ⅱbに加えて、理科2科目と数学IIIを受験レベルに持っていくことはできません。
更に、普通科以外の生徒はカリキュラムの関係で5教科の授業量、勉強量が不足しているので、より厳しくなります。
以上の理由で、現役で国公立大学の臨床検査技師養成学科に入学したければ、普通科に入学し、文理選択の際は理系を選択しましょう。
現役で臨床検査技師養成学校に入りたい場合は、受験科目が少ない私立大学や専門学校をおすすめします!
数学はⅠa、Ⅱb、理科は生物、化学、物理から1科目のみで受験できることが多いことに加え、難易度もそこまで高くはないので、受験勉強がしやすいと思います。
ただ一つだけ注意が必要なのは、試験科目に作文・小論文や面接がある学校が多いことです。受験勉強と併せて作文添削と面接練習をしておきましょう!
まとめ
新卒の国家試験合格率は約80%台です。
4年間あるいは3年間しっかり勉強すれば、合格出来ますので、HP内の合格率を鵜呑みにしないようにしてください。
また、文系や普通科以外の学科からも臨床検査技師は目指せます。
しかし、受験に影響が出る点や、養成学校入学後のことを考えると、高校は普通科に入学し、文理選択は理系コースを選択しましょう。
以上番外編でした!
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