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『気持ち』だけで勝負しちゃダメです!

 総合型地域スポーツクラブ マネジャーの上杉健太です。私はここ1年くらい、『意思』という言葉をよく使うようになっている気がしています。というのも、クラブマネジャーになって6年半、年間予算400万にもいかないようなクラブを何とか2000万規模まで成長させてきて、従業員のマネジメントなども実質的にやってきて思うのは、マネジメントで一番大切なのはビジネススキルでも作業効率でも経歴でもなく、絶対に『意思』だと思うからです。「〇〇したい!」という意思です。むしろ、どんなにスキルが高くても、そこに何の意思もなければスキルは発揮されませんから、どうしても一番大切なのは『意思』だと思うんですね。

 ところで、『いし』と聞くと、『意志』の方を思い浮かべる人もいると思います。どちらかというと、こっちの『意志』の方が一般的な気がします。ただ私は『意志』という言葉はあまり使いません。違いはうまく説明できないのですが、『意志』は熱くて、『意思』は冷たいイメージです。『意志』は感情的で、『意思』は言語的なイメージです。私が『総合型地域スポーツクラブを広めていく挑戦』、『日本一の総合型地域スポーツクラブマネジャーになる挑戦』で採用しているのは、『とにかく長く続ける戦略』ですから、熱くてもいつ冷めるか分からない情熱的なものよりも、冷静に考えて構築されたものの方が相性がいい気がするんですね。なので私はいつも、『意思』と書いています。
 一応辞書的な意味も調べておきましょう。


い‐し【意志】 の解説
1 あることを行いたい、または行いたくないという考え。意向。「参加する意志がある」「こちらの意志が通じる」

2 目的や計画を選択し、それを実現しようとする精神の働き。知識・感情に対立するものと考えられ、合わせて「知情意」という。「意志を貫く」「意志強固」

3 哲学で、個人あるいは集団の行動を意識的に決定する能力。広義には、欲望も含まれる。倫理学的には、道徳的判断の主体あるいは原因となるものをいい、衝動と対立する。
   〜goo辞書より〜
い‐し【意思】 の解説
1 何かをしようとするときの元となる心持ち。「本人の意思に任せる」

2 法律用語。
㋐民法上、身体の動作の直接の原因となる心理作用や、ある事実に対する意欲をさす。
㋑刑法上、自分の行為に対する認識をさし、時には犯意と同じ意味をもつ。「犯行の意思」
   〜goo辞書より〜

 なんだか違いはよく分からないですね。結局どっちの言葉を使ってもいい気がしてきました(笑) でも言葉はイメージが大切です。その言葉を聞いて、読んで、どんなイメージを持ち、どう解釈するか。
 ただ、いずれにせよ言えそうなことは、どちらも自発的なものであって、頭の中で自ら考えたこと、主体的なものなのかなと思います。とりあえず私が「意思が大事」などと言う時には、ほとんどの場合、『理念』とか『ビジョン』とかそういうものに対して自ら動こうという思考のことを指しています。「会員数を1000人にしたい!」とか、「従業員の給料を上げてあげたい!」とかですね。

 ところで、私が今回『意思』をテーマにさせていただこうと思ったのには、きっかけがありました。

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5