会員主体の運営がコスト感覚を研ぎ澄ます

 ストップウォッチで時間を計って練習を区切る時、スタートのボタンは押すけどストップのボタンをいつも押さないものだから、次の日まで腕時計のストップウォッチが回り続けてしまいます。

 どうも、ふじみスポーツクラブの上杉健太(@kenta_u2)です。埼玉県富士見市で、誰もがいつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる地域社会の実現を目指して、総合型地域スポーツクラブの運営をしています。

 今日は、総合型地域スポーツクラブの運営方法としての『会員主体』について、これまで思い至らなかったメリットに気が付いたので共有したいと思います。テーマは、『会員主体の運営がコスト感覚を研ぎ澄ます』です。

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 まずは会員主体ということの定義ですが、ここでは、『クラブの活動に参加している会員が、クラブの最高意思決定機関である総会での議決権を持っている組織形態』としたいと思います。

 つまり、会員がクラブ経営について自ら決めることができるクラブということですね。

 これまでも、会員主体のメリット・デメリットについては発信をしてきました。例えばメリットとしては、会員自身がやりたいことを実現しやすいこととか、利益が出ないことで潰れるという事態になりにくいことなどがありますし、デメリットとしては、会員が個人としてのメリットを追求することがあって組織全体のマネジメントが難しくなるということや、議決権を持つ人が多くなることで意思決定のスピードが落ちたり、運営コストが大きくなることなどがあります。

 こういったメリット・デメリットについては、今でも考えは変わりませんが、今回新たに気付いたメリットがあります。それが、『コスト感覚が研ぎ澄まされる』です。どういうことか説明してみますね。

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5