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やってみないと分からない

 どうも!ふじみスポーツクラブの上杉健太(@kenta_u2)です。埼玉県富士見市で、誰もがいつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる地域社会の実現を目指して、総合型地域スポーツクラブの運営をしています。

 今日は、『やってみないと分からない』というテーマでお話したいと思います。

 もうこれは本当に心の底から思うことなんですよね。例えばたかぎスポーツクラブのマネジメントをしていた時、種目のコーチからイベントや新しい定期活動の企画を提案してもらって思うのは、いつも「やってみないと分からない」でした。

 どれだけ自分の本音では、「これはきっと上手くいかないだろうな」と思うことでも、それでも頭の片隅にはいつも、「でも上手くいくかもしれない。やってみないと分からない」がありました。「やりたい」と言っている人が目の前にいるのに、上手くいく可能性があるものを取り上げることはできないので、私が新しい企画を止めたことなんてたぶんほとんどありません。

 ただ大事なのは、やってみないと分からないからといって、どんなやり方をしてもいいわけではないということです。特にスモールビジネスである総合型地域スポーツクラブの場合は、最初は”テスト的”にやるべきです。つまり、「この企画は上手くいくのかどうなのか」を確かめることを目的の一つに加えておいて実行するということですね。あるいは、「どうすれば上手くいくかを探る」という目的も含めておきます。PDCAサイクルで言うところの、C(Check-評価)とA(Action-改善行動)を強く意識して始めるということです。1回で成功させようとする姿勢は捨てた方がいいと思います。

 「やってみないと分からない」という状態から、「やってみて分かったことがある」という状態にしていき、改善していくということですね。これが、「やってみないと分からない」でやってみて、「ダメだったのでやめまーす!」では全く意味がない。「やってみないと分からない」は決してイチかバチかを表す言葉ではなく、いわば『無知の知』(分からないということを分かっている)という状態を表す言葉で、「ここから『分かっている』という状態を目指そう」という姿勢のことだと思っています。

 そう考えると大事なのは、PDCAで言うところのD(Do-実行)です。「やってみたい」と思ったことをやってみる。P(Plan-計画)の部分は、失敗しても死なないようにリスクヘッジをしたり、規模を抑えたり、効率の部分を重視するくらいにしておいて、速やかにDに移行することが大事です。

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5