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思考力をアンロックせよ!ビジネスで役に立つ考える力を育てる方法とは?

人生において自分を助けてくれる能力の1つが思考力と言っても過言ではないと思います。伸ばせば伸ばすほど、半永久的に自分の力として残り続けてくれます。歳を重ねると思考のキレは落ちるかもしれませんが、実体験による経験値と積み上げた思考実験結果によって、若者では到底太刀打ちできない思考力をお持ちの方がたくさんいらっしゃいます。

思考力が大事である事は理解されているものの、考える事は苦手だと感じている方が多いのではと思っています。そこで外資コンサル〜海外起業〜AIベンチャー経営企画と考える仕事を様々なフィールドで打ち込んできた私なりの思考力をアンロックするコツをお伝えしたいと思います。

1.思考力が無いという思い込み

過去に自分より頭の回転が早い人に出会ったり、学生時代のテスト結果が芳しくなかった経験から”自分には思考力がない”と暗示をかけてしまっていませんか?仕事は同僚や上司、取引先と思考力で対峙しなければいけませんので、思考力がないと思い込んでしまうと、考える事を避ける癖がついてしまいます。

人間は目を閉じて何も考えないでおこうと思っても、次から次へと考えようとしてしまう位、考えたくてしょうがない生き物です。寝ている間すら情報整理して思考力を高める準備をしてるくらいの思考力マニアです。思考力に自信が無いと思っている方でも、ちょっとした料理の工夫を考えたり、通勤ルートを最適化してみたり、家のレイアウトを考えてみたり沢山思考しているはずです。そういった楽しい事は”思考しよう”と思っておらず、呼吸するかのように考えているわけです。

自分は本当は考える事が好きかもしれない。こんなアイディアを思いつくなんて”天才かもしれない”と自己暗示をかけてしまうと、思考力が無いという思い込みの呪縛を解き放つことができます。仕事でもちょっとした工夫を考えてみて、思いついたら天才だ!と思っちゃうことです。徹底的な自分の思考の肯定感が、思考力向上の大前提です。

2.読書で他人の思考方法を体験しよう。

ビジネス書や自己啓発本を読み終えると、何か賢くなってる気がしませんか?それは著者の思考回路を疑似体験しているのが原因です。多くは語り口調で著者が考えてきたノウハウを解説し、モデルシナリオや実例によって著者が経験したことを追体験しやすい仕掛けがなされているからです。賢くなってる気がしているだけでなく、実際に著者の思考力を借りて賢くなっているわけです。思考力を伸ばしたいなら、ビジネス系の新書を沢山読み思考の追体験を行うことで、擬似的に経験値を積み上げるのが費用対効果の高い方法です。

自分に合う思考方法の著者が見つかったら、何冊か同じ著者の本を読みましょう。同じ著者でも考えた結論が変化していったり、考え方自体が洗練されていく過程を感じるはずです。何が変わったのか?など考えてみても面白いですね。(勤め先が変わっていたり、時代の変化という前提が変わっている事が主な原因です。)一線で活躍する著名人の思考能力をコピーしてやるぞ!という意気込みでやってみましょう。

思考力の高い人に時間を割いてもらって丁寧に説明してもらうなんて事は現実的には不可能です。本なら一冊2千円以下で著者が思考した事を丁寧に文章で書き起こしてくれているので、自分のペースでじっくり思考実験と答え合わせが可能です。

3.思考は客観的な評価によって練り上げられる

思考力を伸ばすには、思考の結果(アウトプット)を客観的に評価してあげる必要があります。考えたら考えっぱなしでは、同じ思考力のまま成長しない状態となります。

どうやって自己批判すれば良いか?
参考までに整理してみました。
・論理の破綻がないか?
・前提が間違っていないか?
・思い込みが入っていないか?
・思考結果の別パターンを検討してみたか?

時間があれば客観的な評価をするためにも思考の言語化・図形化を行いましょう。紙に考えを書き写し、俯瞰的に眺めてみると自分が気がついていなかったポイントを発見できます。思考という作業は次から次へと頭の中で流れていってしまいますので、忘れてしまう前に外部記憶装置である紙やスマホのメモに書き写してあげないと評価が難しいものです。

まとめ

人間は本来考える事が大好き。だから考える作業を自覚して楽しむことで、思考力が解放され鍛えられます。仕事の思考と肩肘はらず、毎日着実に思考力を鍛えていくようにしましょう。

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