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【ジャイプール②】インドでインド映画を観る
デリーでもゴーラクプルでも、ミニシアターからシネコンまで映画館はいくつも見かけた。さすが映画大国なだけあって、都市部となるとその数はかなり多いようだ。
中でもインド最大の映画館が、ここジャイプールにあるという。いち映画ファンとして、これを見過ごすわけにいくまい。
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ジャイプールの映画館ラージマンディルは、ワンスクリーンながら1000以上の席数を誇り、インドはもちろんアジアでも最大とも言われているらしい。
上映作品は2本、それぞれ日に2回のみ。僕は『JAWAN』という作品を観ることにした。
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座席は下から「ルビー」「エメラルド」「ダイアモンド」「プレミアム」にランク分けされており、価格もそれぞれ異なる。
せっかくなので、僕は最高ランクのプレミアムを選んだ。といっても、お値段はたったの400ルピー(720円)。インドでは、いかに映画が安く楽しめるかが分かる。ちなみに一番下のルビーの価格は110ルピー(200円)だ。そりゃ映画文化も根付くよね、インド。
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上映30分前、館内に入るとすでにロビーは大賑わい。21時半の回で終演は0時を過ぎるというのに、観客は若者、というか10代の子たちがかなり多かった。主演のシャー・ルク・カーンはボリウッドでかなりの大物俳優らしいけど、みんな彼が目当てなのだろうか?
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プレミアムのチケットを見せると、明らかにVIPエリアっぽい入り口に通され、階段を登る。どうやら2階席であるらしい。うおお、日本でもこんな席座ったことないのに、富豪にでもなった気分だ。
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本編はというと、アクションあり踊りあり笑いありの王道インド映画で、ヒンドゥー語がさっぱりわからなくても楽しめた。
が、それより凄まじかったのは観客のリアクション。見せ場の度に、拍手やら歓声やら口笛やらで客席が沸く。セリフもかき消されるくらいの応援上映と化すのだが、どうせこっちは何を言ってるのかわからないのだから問題はなかった。ていうかこれ、1階席で見た方が盛り上がれたんじゃ?(2階席は割と静かでした)
さらに、上映中の会話はもちろんスマホなども当たり前で、中には動画撮影して再生チェックをはじめる映画泥棒までいる始末。
面白かったのは、エンドロールがはじまった瞬間に客電が点き、観客も一斉に立ち上がって帰りはじめたこと(まだおまけムービーが流れていたのに!)。余韻もクソもない。とにかく全てにおいて、日本の映画ファンセオリーの真逆を行っていたのはもはや痛快だった。
そんな環境も含めてめちゃくちゃ楽しかったので、インド滞在中にあと一度は行っておきたいところ。次はノーマルクラスがいいかな。
『JAWAN』日本公開されたらまた観に行きます。
〜旅のBGM〜
踊ってばかりの国/光の中に
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