結婚を急かされたお陰
オッス!ワシ「健斗」っちゅんだけど...。
今回は、結婚を急かされたお陰で気が付けたことを話す。
結婚と言うと大イベント。
新郎新婦にとっての晴れ舞台。
女性は特に、綺麗なドレスを着て式を挙げたい。
夫婦円満で子供もいて、毎日が笑顔で暮らせる様な家庭を築きたい。
そんな想いとは裏腹に、いろんな事情を抱えてる人も多くて、結婚したくてもできない人。
結婚をあきらめて凍結。
自分のやりたいことをお腹いっぱいする人。
事実婚で籍はいれない夫婦。
賃貸みたいに2年の契約更新で結婚する人。
ちょっと前と比べたら形が変わりすぎて困惑する人もいる。
自分は、結婚したい気持ちはありつつも、お金の面だったり気持ちの面で整理がつかないのが本音。
そんな中、身内はいつ結婚してくれるのか気にして焦ってる。
そんな色々と丁度良くまとまらない中で、味わった気持ちや状況を基に話していく。
期限までに結婚しないなら式に参加しない
何年か前のお盆に4.5年振りに帰省。
実家とじじばば、じいちゃんばあちゃんといとこに会ってきた。
じいちゃん家でみんなでご飯を食べてる時、おじちゃんから「"彼女とどう?"」って訊かれる。
あまりにも自由奔放すぎる彼女に疲れて、1ヶ月くらい前に別れたことを伝えた。
ばあちゃんも聴き耳を立てていて「"なに?彼女?できたの?"」と嬉しそう。
けんと:「"今ね、おじちゃんと1ヶ月くらい前に別れた彼女の話ししてたの。"」
ばあちゃん:「"あら〜別れたの〜。"」「"いい人いないの?"」「"いつ結婚するの?"」
めちゃめちゃ畳み掛けてくるばあちゃん。
けんと:「...ん〜...。」
この時、借金して生活費に充ててた。
そろそろ手取りの給料で生活はまかなえるかなっていう時期。
切羽詰まった状態から解放されて、一旦落ち着きたかった。
結婚とか彼女とかそんなこと考えられる余裕はない。
けんと:「"まあ...仕事でバタバタしてて、彼女を作る余裕はないなあ...。"」
なんて言うと、おじちゃんもばあちゃんもちょっと厳しい口調になる。
おじちゃん:「"35がリミットだな!"」「"それまでに結婚できないなら、結婚式には行かないわ!"」
ばあちゃん:「"あたしも35までに結婚できなかったら、式には参加しない!"」
でたーっ!職場の女性が話してたやつとおんなじやつ。
因みに母さんからも「"孫をみたかったな...。"」って悲しそうに呟かれこともある。
まさか自分も体験する時がくるなんて想わなかった。
結婚してほしくて、少しプレッシャーをかけたいのは分かるし、孫だってはやくみたいはず。
気持ちは汲みたいんだけど、いかんせんそこまで考える余裕がない。
それにこの時、人間不信の絶頂期。
人と関わることが面倒くさくて、一人でゆったり過ごしてる方が楽だった。
多分おじちゃんとばあちゃんの期待には、応えられないだろうなぁって諦めてた。
はやく結婚しないとのけ者扱いされる風潮
そもそもなんでこんなに、周りから結婚を催促されるんだろう?って不思議だった。
まるで結婚しないと、人として認めてもらえない様な雰囲気がある。
別に結婚しなくたっていいじゃんって想うんだけど、何をそこまで気にしてるんだろう?
色々考えた時に、二つのことが浮かんだ。
鉄道会社に勤めてた時、現場から事務所に帰る車の中で、課長が話してたこと。
「"今はそうでもないけど、あの時は結婚したら一人前みたいな感じだったからなぁ...。"」
結婚したら一人前...?
当時は、なんかよく分からなかったけど、一人暮らししたら自立...的なやつかな?と想った。
数年前にお付き合いしてた、彼女のおばあちゃんと、リビングでお茶を飲んでた時。
「"昔は、20代前半でお見合い結婚してなかったら、あいつははみ出し者だって避けられてたね!"」
結婚してなかったらはみ出し者...しかも、20代前半ってリミット早すぎ!なんてことを想った。
なんかよく分からないけど、結婚したら幸せみたいな幻想でもあったのかもしれない。
youtubeで観た女子業界chでも、結婚して幸せになってほしいって言ってる相談者がいたし。
先祖から続いてきた風潮を、深掘りもしないでそういうもんだからって、引き継いでるだけとしか想えない。
そうやってみんなと同じ箱に押し込めて、周りから浮いてないことを優先する。
ただ、安心したいだけじゃん。
おじちゃんとばあちゃんだってその一人で、結婚しないことで周りからどうみられるか分からないっていう、自分の不安を安心に変えたいんだと想う。
それだけこわい想いをしてきたってことなのかも。
同じ気持ちを味わってほしくなくて、無自覚に焦らせてるんだろうな...。
ただ、それは本人の都合であって自分には一切関係ない。
時代も変わって結婚しない人にも寛容になってる気がする。
いつまでも当時の気持ちを引きずって、コントロールしようとするのはおかしい。
まず、自分のこわさは誤解だってことを腹落ちさせるべき。
結婚するにしても、自分のタイミングでするから期待には応えない。
結婚生活をたのしめる土台作りをしてから
焦って結婚したとして、その後がどうなるのかもっと考えないといけない。
ゴーグル検索すると、1/3が離婚。
ただ重要なのはここじゃなくて、2/3の中に離婚すらできなくて苦しんでる人達がどれだけいるかってこと。
それに、結婚してよかったって言う人が周りにいない。
うちの両親は、仕事もお金もほとんどない状態で結婚。
身内に大反対されても押し通した。
子供も3人作った。
結果、明日のご飯も用意できるか分からない不安に囚われて、家族と関係を築くことも難しい。
親の軽率な判断で背負った荷物を、子供にまで背負わせて仲違い。
心が離れたって不思議じゃない。
「"家庭を持ちたい!"」
「"お母さんになりたい!"」
その気持ちは分かるし全然いいんだけど、自分の願いでしかない。
結婚式まで挙げたから一息...。
身内も安心...。
そんな訳ない。
結婚はスタートでしかない。
子供がスクスク育つ環境作りとか、喜びの多い結婚生活をする為にとか、そこまで長期的に考えないといけない。
そもそも考え方の土台がおかしいから、勢いで結婚できちゃう。
なんとかなる家族もいるけど、自分の負担もろくに解消できてないのに、ギャンブルもいいところ。
収支の管理が安定的にできて、自分の機嫌を自分でとろうとする、建設的な会話ができる状態でいたい。
こんな世の中でこのハードルを設けるのは、中々酷な話だと想う。
けど、準備ができてないのに結婚したら、自分の重荷だけじゃなくて、家族全体の重荷を背負うことになる。
目先の欲求だけ満たすくらいなら、結婚しない方が地球環境にとっていい。
そう想うから結婚するために慎重になる。
なんで結婚を焦らせてくるのか探究できた
おじちゃんとばあちゃんとの何気ないやりとりから始まった話。
他人事とは想ってなかったけど、実際に目の前にすると気にする部分はある。
気持ちを汲み取りたいし、当時の自分も20代半ばで準備ができてないのは、ちょっと申し訳なかった。
だから、真剣に向き合わないといけないって想う。
誰がどんな考え方をしてもいいけど、結婚生活をたのしめないならする意味がない気がする。
想うことは色々あるけど、おじちゃんとばあちゃんのお陰で、こうして考えることができたから感謝してる。
それに、焦らされても冷静に考えてくれた自分にも感謝。
まとめ
ここまでみてくれてありがとう!
今回は、結婚を急かされたお陰で気が付けたことを話した。
結婚は誰だってしたいし子供だってほしくなる。
身内にも安心してほしくて焦る気持ちも分かる。
一般的な暮らしをするだけでもハードルが高くなった今の状況で、何とかなるからって勢いで結婚するのはバチ当たり。
それに経済的な事情だったり気持ちの整理ができてない中で、急ぐのはみんなにとって良くないこと。
もうデータが証明してる様に、結婚して上手くいく人なんて少ない。
上手くいかない人が多いのに、いつまでも同じことを繰り返してたら、余計結婚はつらいものだって誤解しかねない。
そんな状況になってほしくないから、もっと地に足をつけることが大事。
体験させてくれたおじちゃんとばあちゃんに感謝。
この話が、何かの気付きに繋がったり、じりつへの転機になると嬉しい!
バイバイ...みんな!
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