いじめられたお陰
オッス!ワシ「健斗」っちゅんだけど...。
今回は、いじめられたお陰で気が付けたことを話す。
皆さんの中にも、特に学生時代にいじめた事がある人。
いじめられた事がある人がいるはず。
いじめ自体なんの意味もないって誰もが理性で判断できると想う。
でも、なくならないのが現実。
正直、これからもずっとなくなることはないと想ってる。
厳しいことを言うけど、いじめる側にもいじめられ側にも、問題があることを忘れちゃいけない。
自分もいじめられた自覚はなかったけど、周りからみたらそれいじめだよ!ってことが多々あった。
普通という言い方も良くないけど、いじめられたら何とかしてやり返したいって想いに囚われる。
目に目は目を歯に歯をって言葉もある様に、やりかして五分五分に持って行こうとする。
その結果、さらに拗れて空の上に帰るなんてことにもなりかねない。
それほど不安定になりやすい中で、自分がやられてもやり返さらない訳を、当時の状況だったり、気持ちを基に話していく。
いじめる側は助けを求めてる
人間誰しも、起きたことだったり相手に対して、怒りをぶつけたくなる気持ちが湧く。
冒頭で、周りからみたらいじめにみえるけど、自分はいじめられてる自覚がなかった。
なんで自覚がなかったのか...。
それは、怒りをぶつけることよりも、なんでこんなことするの?っていう悲しい気持ちが湧く。
そして、きっとこういうことがあったんだろうなぁ...って裏にある事情を想像して、相手を受け入れようとする。
きっぱりと線を引いて、相手のことをキラいになれたらどれだけ楽だろう...。
意識していなくても、色々とみえてしまうからこそ、全力で否定することができない。
そんな気持ちによく葛藤してた。
小学校6年生の時に、クラスメイトの女の子に宿題の氏名欄を書き換えられたことがある。
出したつもりなのに、未提出にされて悲しかった。
どうしてそんなことをするんだろう?って気になって、その子の気持ちを汲み取ろうとする。
厳しい先生だしな...。
忘れることもあるしそもそもやりたくない、けど、叱られたくもないよなぁ...。
5年生の時、転校してきてクラスの雰囲気に慣れるのも大変だよな...。
親御さんとの関係もあんまりよくないって聴いたし...。
中学でテニスを始めた時なんかは、幼なじみからいつも練習の邪魔をされて苦しかった。
初めての球技の部活だし、上手になりたくて入ったのにこんな目にあうなんて想わない。
幼なじみはなんで、そんな意味のないことをするんだろう?
きっとテニス部で活躍したかったんだろうなぁ...。
小学生の時に、陸上部の部長をしたり大会に出た都度、表彰状とかメダルをもらってた。
運動会のリレーでもアンカーで貢献できたし...。
地元で有名なねぷた製作をして、ねぷた絵師から1番いい賞をもらったりしたし...。
何かと目立つことが多かったからこそ、自分がテニス部にいることで、またそうなるのがイヤだったんだと想う。
だから黙って陸上部を続けてくれれば、こんな気持ちにだってならなくて済んだかもしれない。
こんなことを考えるもんだから、幼なじみのやる気を削いでしまう自分を責める。
本当は活躍できればいいけど、幼なじみの気持ちを汲み取りたいから、できるだけ目立たない様に、でも、楽しんで練習したい。
そんなできっこないことを本気でやろうとしてた。
高校生の時なんかは、入学してあまり経たない内に、中学のテニス部で一緒だった知り合いに、陰口を言われてこれからクラスでやっていけるのか不安になった。
わざわざそんなことしなくてもいいじゃん!なんて想いつつも、やっぱり責めることができない。
自分は割と人見知りしないから、友達もすぐにできて楽しくやれてた。
けど、知り合いは前に座ってる人と話しながらも、なんかいつもソワソワ。
別のグループに話しかけに行った時に、自分の悪口をネタに会話してた。
陰口というか、聴こえてるから陰口ではないんだけど。
きっと寂しさから、仲間がほしくてそうしてしまったんだと想う。
クラスに仲がいい人が少なかったら、そりゃあ利用してでも仲間を作りたいよ。
自分は利用してまでそうはしないけど、気持ちは汲み取ってあげたい。
これは一例で、3歳から色々みえてしまうから大変だった。
自分の気持ちだって本当は言いたいけど、相手の事情を想像しては抑え込む。
それを25年ずっと続けてきた。
いじめがなくなることはないと想ってる。
じゃあなんでいじめるのか?
それは、怒りにコントロールされてるから。
突発的に湧いたイヤな感情を直視すると、心が破滅してしまうから、そのストレスを物や人にぶつけることで理性を保とうとする。
決して悪気がある訳じゃないのは分かるし、怒りが湧くのは健全な証拠。
本当は、そうしたくないんだけど、そうしないとその瞬間を穏やかに過ごせない。
全部包み込んであげたいけど、そうやって当たり散らす人が自分の課題から逃げてることが問題。
誰かを傷つけてまでするその行為は、地球環境を荒らしてるのと同じ。
自分が助けて、その課題をクリアできるならとっくにしてる。
必要以上に寄り添い過ぎると、あいつは何も言ってこないからって、サンドバッグの様に平気で利用してくる。
だから、こればかりはどうしようもない。
できることは、自分のつらい想いに寄り添うことと、自分や周りがつらい想いをしないため、どこに気を配ればいいか考えることのみ。
後は、せいぜいダメィジを受けない様に、安全な場所を作って距離をとること。
これが心の底から邪魔してやろうと想ってるなら話は別。
だけど、どんな人間にも善良な心があることを知ってるから、こういう対処の仕方になる。
分かっておかないといけないこと。
それは、いじめる側はいつも自分の心の中で葛藤していて、本当は誰かに助けてほしいと彷徨ってること。
いじめられる側がいつも隔離
小学生の時からいつも不思議だった。
いじめた側が、何もなかったかの様にいつも通り学校に来て、クラスメイトとたのしそうに過ごしてる。
反省してなさそうにみえることが気になるとかじゃないけど、いじめられた側の気持ちを大して汲みとりもしない。
その場しのぎとも言える、ビジネスごめんの一言で面倒臭さから逃げてる様にみえる。
いじめられた側は、悲しかった気持ちに寄り添ってほしいのに、そんな治りかけのカサブタをめくられてモヤモヤ...。
対していじめる側は、謝る気持ちどころか先生にチクリやがって、みたいなイライラした気持ちを持つことの方が多いかもしれない。
もちろん、みんなそうとは言わないけど、こういう所に雑さがみられて悲しくなる。
先生によっては、そのいじめを大々的に取り上げて、道徳の授業なんかを使ってクラスメイトの前で説教。
いじめた側といじめられた側の出来事なのに、まるで菌を撒き散らすかの如く余計なことをする。
いじめられた側は溜まったもんじゃない。
いじめられた痛みよりも、いじめられたことがバレたくなくて隠す子もいる。
クラスメイトから向けられる何とも言えない哀れみの目。
仲がよかった友達からも、必要以上に気を遣われてしまう。
人間関係がぎこちなくなって、クラスに居づらくなり結果、不登校。
朝礼で先生から言われるのは、〇〇さんは体調が悪そうなのでしばらくお休みしますの一言。
人のことに首を突っ込むのはお門違いだって分かるんだけど、なんか違くねってずっとモヤモヤする。
いじめられた側が、いつもそうやって環境に耐えられなくなったり、親や先生、友達の必要以上の気遣いで、何ともないのに隔離されがち。
因みにアメリカでは、いじめた側の子のカウンセリングを真っ先にするらしい。
さっきも話した様に、いじめる側の心の問題。
そこが解消しないことには、何の解決にもならない。
ただ、先生だって人間だからやり場のない気持ちを持ちながらも、余計なことに巻き込まれたくないのも分かる。
首を突っ込んだ結果、余計拗れることだってあると想う。
誰だって穏やかな時間を過ごしたいからこそ、そうやって面倒な問題を後回しにしがち。
ただ、その積み重ねがこうして、いじめを容認することと、いじめられた側の気持ちを雑に扱うことに繋がる。
これこそ立派な環境破壊。
人生がつらいと想ってる人は特に、自分さえよければいいなんて不健全な考え方をする。
人は1人で生きていけないくらい弱い生き物。
常に、誰かに支えられて生きてることを忘れちゃいけない。
もっと人の気持ちは大切に扱われないといけない。
まとめ
ここまでみてくれてありがとう!
今回は、いじめられたお陰で気が付けたことを話した。
いじめる側もいじめられる側も、お互いに独特の葛藤があって苦しんでる。
この瞬間にもいじめを受けながら、どうしていいか分からない不安に囚われてる人。
いじめてしまったことを後悔しながら、相手にどう接していいか分からない人。
誰彼構わず相談できることじゃないし、せっかく相談したのに大して実になることも言われなかったり、即答でこうせああせって済まされたらショックを隠せない。
かなりデリケートな問題だし、これが発展して空の上に帰る人もいる。
そうなるのはマズいから、想いをぶつけることもしないし、どちらのことも理解した上で、どこに気を配るのがいいか考えたい。
厳しいことを言うようだけど、いじめる側にもいじめられ側にも、問題があることを忘れちゃいけない。
自分も自覚はなかったけど、周りからみたらいじめってことが多々あった。
言い方がおかしいけど、いじめる人がいるからいじめられた人の気持ちに寄り添える。
いじめられたお陰で体験できたことに感謝。
後、いじめられたのにやり返さないで、建設的な考え方をした自分にも感謝。
この話が、何かの気付きに繋がったり、じりつへの転機になると嬉しい!
バイバイ...みんな!
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