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kensyo
2022年10月26日 01:32
星の死骸が集まる星と星の間の空白を埋めるようにわたしたちは廻っていて、互いに繋ぎそびれた手が、宇宙の塵の中で所在なく浮かんでいるいつか、掴めたかもしれない手、の、空白を握ることはできなくて、わたしたちには穴が空いている埋めるための空白、わたしたちにはそれしかない穴を、開けたのは誰か、なんてことをわたしたちは考えない離れた人たちにだって、いい感じでいてほしいよねと、友達と話すわた
2022年10月8日 05:24
また、いつのまにか朝が来ているいつだって明日が来る準備なんてできていないのに、空の色は変わっていって、当然っていう顔をして「今日」になって、人間たちがどこからから溢れてくる夜からグラデーションを描く朝を、美しいと思う誰にも踏み荒らされていない朝の空気はシンプルで清潔な気がするし(朝を「踏み荒らされていない」と感じるのはわたしが雪国育ちだからかもしれない)、陽が上り切る前の、朝の境界の時間