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PM Techカンパニーって何なのダ?

アンドゲート田村です。
株式会社アンドゲートというPM Techカンパニーの代表をやっています。

弊社は「PM Techカンパニー」という看板を掲げて事業を展開しています。 今回はその背景や想いについて綴りたいと思います。
タイトルの「何なのダ?」の「ダ」は「ダンドル」の「ダ」です。

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「理想のPM」は幻想

皆さんはプロジェクトマネージャー(PM)に対してどのような能力を求めていますでしょうか?

ビジネスモデルの構築や収益の計算ができる
業界知識があってワークフローの整理ができる
元エンジニアで実装や運用のことに詳しい
スケジュールを守るためにタスクの調整ができる
コミュニケーション能力が抜群で交渉が上手い

…そんなスーパーマンは、なかなかいません。

PMがいない・能力が足りないことでプロジェクトが頓挫してしまい、その結果プロジェクトメンバーにしわ寄せが及びます。
昨今謳われている「IT人材不足」は、エンジニアだけでなくPMが足りていないことも指しています。

また、世間一般的に「PMに対して何を求めているか?」の要求が曖昧であり、どのような能力が必要かも特定できていません。
これは「PMを育てようにも、どうやって育てれば良いかわからない」ことに繋がります。

どんな能力・どんな役割が必要かはわからないけど「良い感じに回してくれる人」を探し求めることにより、人材紹介会社に頼るしかない構図となっています。

誰もが思う「理想のPM」はとても希少であり、幻想に近い存在と言えます。

「理想のPM」の共通項

「理想のPM」は希少であり、新しく育てる土壌もありません。
では、PMのボトルネックを受け入れるしかないのでしょうか?

私はPMに求められる役割を細分化し、複合的に組み合わせることで「理想のPM」像を作ることができると考えています。
PMに求められる役割をざっくり「業務」「技術」そして「推進」に分類し、サービス展開を行っています。

「業務」「技術」はまだしも「推進」とは何か?
人によって「理想のPM」像は違えど、共通する特徴を見つけました。

それは「何があっても推し進める」「段取り良く進める」「全体の効率とバランスを考える」など、主にプロジェクトの時間軸を司っていることです。
この特徴を「推進」と定義しました。

具体的には下記のような業務が「推進」にあたります。

プロジェクトの計画を立ててゴールを設定
ゴールまでの間をいくつかに分けるマイルストーンを設定
直近のマイルストーンまでに必要な要素の洗い出しと手配
プロジェクト進行中のタスク管理
会議のファシリテーション

今まで専門性のない領域だと思われていた「推進」を役割として定義し、専門性として確立し「推進」をサービス化したものが「ダンドル」です。

役割を組み合わせて「理想のPM」を実現

「理想のPM」の共通の特徴である「推進」ですが「理想のPM」像を実現するためには他の要素も必要です。
例えば「要件定義をして欲しい」「開発のテクニカルディレクションをして欲しい」「運用設計を考えて欲しい」など、プロジェクトの特性や進行具合によって求められる要素は変わります。

アンドゲートではPMに求められる「推進」以外の要素もサービスとして提供しています。

「要件定義」であれば「カベウチ
「開発」であれば「Saatisfy
「運用」であれば「次世代MSP」

1人のPMではカバーできない広い領域に対して、プロジェクトの進行具合に合わせてサービスの組み合わせることで「理想のPM」像を実現しています。

弊社に在籍しているメンバーの半数弱はエンジニアです。
「PMの会社なのに、なぜエンジニアがいるの?」と聞かれることがあります。

「理想のPM」像の中には「技術力」も含まれています。
ITの世界は日進月歩であり、常に最前線に立っていなければすぐに置いていかれます。

PMの会社(と呼ばれるのも誤解があるのですが、それはさておき)だとしても、技術力を持つことは必要であり、技術力を持つ以上エンジニアリングの世界でも最先端を突っ走る必要があります。

「開発」と「運用」のサービスに関してはエンジニアが担当しており、このサービス単体でも1つの会社にできるくらいのニーズはあります。

テクノロジーでPMをAI化

エンジニアがいる理由は他にもあります。

それはPMのAI化です。
実は「AI」という言葉を使うのはあまり好きではないので「PM Tech」という言い方をしていますが
やりたいことのイメージは伝わりやすいので「AI」と言っておきます。(なんとなく、カッコいいですし)

私は「いま人が行っているほとんどの業務はテクノロジーによって自動化できる」と考えています。
「PM」の業務も例外ではありません。

ITシステムの企画・開発・運用・そして推進を行っているアンドゲートですから、自らプロダクトを生み出すこともできます。
そのためにエンジニアが在籍していると言っても過言ではありません。
今アンドゲートが提供しているサービスを再構築し、プロダクト化する活動が進行しています。

このお話しを周囲に語ると「PMは人じゃないとできない」「絶対に自動化できない」といったコメントをいただきます。
人と人とが関わる業務、例えば交渉や意思決定がPMの真髄であることは確かです。
全てのPMの業務をAI化するのは難易度が高いとは思いますが、一部でも自動化することにより「人が人らしく」生きられるのではないかと考えています。

人の仕事と機械の仕事

アンドゲートではサービスの種類を「ソリューション」と「プロダクト」に分けています。
「ソリューション」は人が稼働するサービス、「プロダクト」は機械が稼働するサービスです。

私は「成功に再現性はないが失敗に再現性はある」という考えがあり
不幸の最小化」と「幸福の最大化」は別のアプローチで攻めたほうが良いとの持論があります。

プロジェクトを進める上で「淡々と進める」部分と「熱量を持って進める」部分があります。
日々のタスク管理はどちらかと言えば「淡々と進める」業務です。
しかし、なくてはならない業務であり、なくなった場合はプロジェクトが停滞します。

その大切な業務を人が行う場合、人によって能力が異なったり、そもそも生物なので風邪をひいて休む恐れもあります。
再現性が必要で「淡々と進める」ことに意味のある業務を、人という生物に任せるのは適切でしょうか?

そういった「再現性が必要な業務」=「失敗しないために行う業務」=「不幸の最小化」は機械に任せた方がビジネス上の観点からも健全です。

反対に「熱意を持って進める」業務、例えば「企画」や「意思決定」その活動に必要な「コミュニケーション」は機械が行うことはできません。
機械によって「不幸の最小化」ができたとしても、人と人の力によって「幸福の最大化」を行う必要があります。

アンドゲートでは人の仕事を「ソリューション」、機械の仕事を「プロダクト」としてサービス化し
その両輪で価値提供をしていくプラットフォームを構築しています。

寄り添い・寄り添える存在に

アンドゲートが目指す姿は、言われたことをなんでもやる「御用聞き」ではありません
しかし、必要な役割を特定することは得意です。
必要な役割が特定できれば、後はその役割ができる人やサービスを連れてくるだけです。

「自分たちではできないけど、要望をお伺いして必要な役割を連れてきます」といった寄り添いの姿勢
お客様から「アンドゲートに言えばなんとかしてくれる」と安心して寄り添える存在になること。
それがアンドゲートの目指す姿です。

その寄り添い方を精神論ではなく、裏打ちされた方法論として確立することで、世の中のプロジェクトに推進力を提供することができます。

「何があっても推し進める」安心感により、お客様に一番近い存在となるサービス・会社でありたいと考えています。

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