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厚労省賃金構造基本統計調査・職種名等の英訳

厚生労働省が毎年実施している賃金構造基本統計調査では、調査対象となった事業所において、労働者の学歴・種類・雇用形態・職種等とともに一ヶ月の賃金や賞与額が調査されます。賃金構造の実態を詳細に把握することを目的として行われる、政府基幹統計の一つです。集計モーメント(平均賃金など)については、総務省統計局のウェブサイトにて公表されており、日本の労働者の賃金に関する研究調査で利用される主要な統計の一つです。私も、本調査の調査票情報を使った研究プロジェクトを進めているのですが、日本の政府統計の場合、基本的に項目名などは全て日本語で記載されているため、統計ソフト等にデータを読み込ませたり、あるいは集計結果を公表するに当たって、それらを英語に訳す必要が出てきます。

2021年1月現在公表されているものとしては最新の令和元年度(2019年度)賃金構造基本統計調査の「調査の説明」として、総務省統計局のウェブサイトに、学歴・雇用形態・職種等の調査項目名の英訳対照表が掲載されています(リンク)。ただし、PDF形式での配布のため少々使いづらいため、エクセル形式にまとめ直しました。職種・雇用形態・学歴・労働者の種類・役職・在留資格の英訳対照表が各シートに掲載されています。一部、「Junior」を「Jr」と短縮するなど表記を変えている部分があります。

賃金構造基本統計調査の職種は、総務省が定める日本標準職業分類(平成21年21月31日改訂)とは異なるものになります。日本標準職業分類との対応関係について、厚労省が資料(リンク)でまとめているので、それに基づく対応関係表も作りました。ただ、賃構・職種と日本標準職業分類・小分類との明確な一対一関係はないため、賃構・職種が、日本標準職業分類・大分類(A~L、ただし賃構では管理職以外が職種について回答することになっているためAに該当する職種はなく、また一次産業を対象外のためGの該当職種もなし)のいずれに該当するかのみ掲載しています。また職業分類名の英訳については、総務省の英訳に基づいています(リンク)。

エクセルファイルは、私のGithubレポジトリよりダウンロード可能です:
リンク:https://github.com/kensukesuzuki04/JPGovStat
ファイル名:MHLW賃構_英文表記.xlsx

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