見出し画像

足関節捻挫繰り返さない

「足関節捻挫は繰り返す」
「何度も捻挫をして関節が緩くなってる」

みなさんはこのような言葉を耳にしませんか?

足関節捻挫はたくさんある怪我の中でも
再発している方がとても多い怪我です。

再発を繰り返しその度にチームから離脱。
大事な試合にも痛みを抱えたまま出場。

この記事では足関節捻挫を繰り返さないために
’’家でできるリハビリ,,
を中心に動画も交えながら
受傷から復帰までの段階に分けて
紹介していきたいと思います。




・そもそも足関節捻挫とは?


足関節捻挫とは足首の外側にある3つの靭帯を損傷することを言います。
特に多いのが前距腓靭帯と呼ばれる靭帯で
ほとんどの足関節捻挫でこの靭帯を損傷します。

足関節の解剖

この靭帯は何度も捻挫を繰り返すことで
足首の動きが悪くなったり
捻挫を繰り返しやすい足首になってしまいます。

また何度も足関節捻挫を繰り返している人は
捻挫をしている側の足と、していない側の足で
片足立ちのしやすさを比較してみてください。

捻挫をしている側の足のほうがバランスがとりづらくないでしょうか?

足関節捻挫は繰り返し受傷することで
本来の靭帯の機能の一つが鈍くなってしまいます。
(この役割については後半でお話しさせていただきます。)

それにより再発の可能性も高まり
競技のパフォーマンスも悪くなっていきます。

・受傷直後(1日〜3日)


受傷直後は、捻挫の重症度にもよりますが
基本的にはあまり動かさず、安静にしましょう。

今までは外傷の処置として、RICE処置と呼ばれ
Rest(安静)・Icing(冷却)・Compression(圧迫)・Elevation(挙上)
これら4つが基本でした。

しかし、今は少し変わってきており、
現在ではPOLICE処置
Protection(保護)
Optimal Loading(最適な負荷)
Ice(冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)
この5つに変わっています。

Optimal Loading(最適な負荷)とは
足関節捻挫のような急性外傷において
必要以上の固定や安静は悪影響を及ぼすことが分かってきており、
最適な負荷をかけることで組織の修復を促し、回復を早めることを目的に行います。

ここから先は

1,078字 / 1画像

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?