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2021年の抱負

明けましておめでとうございます!
皆様、本年もどうぞよろしくお願い致します。

昨年はコロナウイルスの影響もあり、我々リハビリ業界においても様々な変化の必要性を実感した一年となりました。

私は、和歌山市の整形外科クリニック(無床)に勤めているので、コロナ第一波の緊急事態宣言などの時期に受診数、医療保険での通院リハビリ、さらに介護保険下の通所リハや通所介護などにおいても利用者の低下が顕著となったことを経験しました。

整形外科クリニックへの通院は、
他の診療科と比較して、いわゆる「不要不急の外出」であるとクライエント自身がより実感したのではないかと感じています。

しかし、コロナの恐怖による外出自粛や地域のサロン等の介護予防事業の活動も止まってしまったことで、身体機能・認知機能が低下してしまった方々を多く経験しました。

「コロナ対策をしながら運動する・社会参加をし続ける」

という仕組みを今後も色々模索しながら、地域の高齢者の健康増進に少しでも貢献できるよう取り組んでいきたいと思います。

介護報酬改定のタイミングでもある今年の具体的な目標として、

① 法人内の各事業の機能分化、それぞれの方向性をしっかりと打ち出す。

介護保険事業として、
・ヘルパーステーション(サービス付き高齢者向け住宅併設)
・リハビリ特化型デイ(サービス付き高齢者向け住宅併設)
・地域密着型デイ
・訪問リハビリテーション
・通所リハビリテーション(1-2時間、2-3時間)
・居宅介護支援事業所

の事業があり、今回の改定の大きなテーマである「自立支援・重度化予防」

を図るうえで、軽度者から重度者まで様々な視点から関わっていく、サービスの質を高めていく。

法人内連携をより強固なものにする。そして、適宜クライエントそれぞれの状況に合ったサービスを各ケアマネジャーや御家族との関わりを深めながらプランニングしていく。

医療保険領域に関しては、医療保険の負担割合の増加も今後さらに進んでいく中で、今後大きな増収を見込んでいくことは難しいかと思います。

地域の各企業においても、コロナ禍の影響による心身的、精神的な負担が増えていることも考えられるため働く世代の方々の健康増進、ストレス軽減のための運動プログラム作成や腰痛予防等、

障害予防、健康寿命の延伸のための児童や労働者等、幅広い領域へのアプローチもDrの理解も得ながら取り組んでいけたらと思います。

② 通いの場、社会参加への取り組みの充実

通所リハビリにおいて、地域の通いの場へ完全に移行できたケースは実際に数える程度であり、

・本人、ケアマネジャーの理解が得られない
・具体的な目標の設定が出来ていない
・自宅から通える範囲に通いの場がない
・保険下の方が自己負担が少ないから安価 など

事業所側が「このタイミングなら・・」と思っても、なかなか次のステップに移行出来ないことを経験しています。

・それぞれの地域環境、社会資源の情報を深く調査する
・リハビリ専門職等が通いの場までの移動を実際に評価する
・リハマネ加算Ⅱ,Ⅲを算定し、リハビリテーション会議によりDrからの意見を元にケアプランのポジティブな変更に繋げやすくできるようにする
・各地域包括支援センター、生活支援コーディネーター、民生委員との連携を強固にする など

それぞれの地域で保険外のプランで生活が成り立つ、QOLの高い生活を送れるようサポートできるような取り組みをしていければと思います。

実現可能性の高いケースからコツコツと、
成功事例といえるような形をひとつずつ経験していけたら良いかと思っています。

③ 色んな職種、業種と繋がる
・管理栄養士、歯科衛生士、飲食店(食事)
・農業、漁業の方(食事)
・スーパー(買い物)
・ジム(運動)
・就労支援事業所(就労支援)

「食べる」「運動する」「楽しみ、やりがいをみつける」等、自立支援・健康増進のために有益な方々との繋がりを持ち、支援するにあたり多くの選択肢を提案できるような取り組みをしていければと思います。

2021年はnoteにおいてもたくさんの方々と交流を持てるよう、出来る限り投稿も続けていければ。

今後ともよろしくお願い致します!

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