J1リーグ 前半戦の各チームvol.2
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さて今回は、前回からの続きで、J1リーグの振り返り5〜10位チームです。
ヴィッセル神戸
勝点28:試合数17:勝数7:分数7:負数3:得点22:失点17:得失点差5
ホーム:勝数3:分数4:負数1:得点9:失点5:得失点差4
アウェイ:勝数4:分数3:負数2:得点13:失点12:得失点差1
ここまでの概要
イニエスタ選手のケガによる出遅れに関係し、システムは1-4-4-2をベースとしながら展開してきた。攻撃は右と左で少し立ち位置を変えたり役割を変えたりしながら、技術に優れる選手たちを中心にポゼッションサッカーを目指している。ただ、昨季のような保持率は記録できていない(昨季はリーグ2位で今季はリーグ6位)。それは、自陣での攻撃で発揮しており、敵陣での攻撃は縦に早く攻めることが多いからだ。裏抜けが得意な選手を最前線に配置することが多いためでもある。両サイドハーフが中に入ってきて、中央で数的優位を作り出して崩す狙いも見え隠れするが、華麗なパスワークで得点まで至ったシーンは少ない。スペースを消された時の攻撃に課題を残していると感じる。守備は、オーソドックスな立ち位置から両ボランチの守備範囲と奪取力を強みとしている。敵陣でのハイプレスを敢行するわけではないが、2トップが牽制しながらチャンスがあれば前からプレスをかける「姿勢」を見せつつ、下がりすぎない態勢を整える。人に強い最終ラインなので、前向きで守備ができているときは大崩れしていない。また、GKもラインの背後に出るボールに対して積極的に飛び出すなど、連携も取れている。ただ、クロスの対処やサイド奥に進入された時のポジショニングなど、ボックス周辺の守備の精度には改善の余地がある。
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