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アナリストの仕事 〜試合当日〜

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さて、本題です。本日はJ1リーグが開催されます。平日なのでナイターゲームです。

そこで、プロクラブのアナリストたちの試合当日の働きぶりをご紹介したいと思います。ただ、これはクラブや人によって役割や実働が異なりますので、全員が行っているわけではありません。アナリストという陰のサポート役が試合当日に何をしているのかの発見になれば幸いです。

「対戦相手の情報収集」

ナイターゲームの場合、試合まで時間があります。そこで、インターネットや新聞など各メディアに掲載される相手の情報をかき集めます。

不透明なケガ人の情報、今日のように前節からの試合間隔が短い場合は予想スタメンも難しいので、各メディアの予想スタメンを洗い出す必要もあります。番記者の記事等を見るケースもあります。

こうなると、相手のスカウティングミーティングも難しいことが分かると思います。相手はどんなシステムで、どんなメンバーで臨んでくるのか定まらなければ選手に伝える時も「この選手の場合はこうで、別の選手の場合はこうで」といった具合に情報量が多くなってしまいます。

アナリストによって、ここの予測力が異なります。

監督や選手たちにどれだけ有益な情報を流せるか。情報通である必要があります。

「メンバー外となった選手のトレーニング撮影」

3月3日、名古屋グランパス対ガンバ大阪の試合が中止となった時、急遽スタジアムでトレーニングを行うことにして、お客さんに公開したことが話題になりました。

これはかなり異例ですが、その他のチームに関しても、試合当日にトレーニングをしています。それは公式戦に向けたメンバーに入れなかった選手たちです。

メンバーに入れなかったからといって休んでいるわけではなく、コンディションを落とさないためにトレーニングは続けているのです。

アナリストは、そういったトレーニングの撮影を行ったりもしています。監督たちはすべての選手のコンディションを管理したいわけです。映像がなければメンバー外選手たちの練習風景が分かりません。記録しておけば翌日でも確認できるので、普段から練習の撮影を行っているアナリストが担うことがあります。

「試合に向けた準備」

一般の方が選手・スタッフをスタジアム等で確認できるのは、ウォーミングアップのためにピッチに現れた時ですね。ですが、アナリストたちの活動は、当然それより以前より行われています。

スタジアムに到着した瞬間から、相手のスタメンが発表されていれば、それが予想とどれくらい違うのか、違った場合はどう整理して選手に伝えるか。

システム、選手の特徴、配置、狙い、ストロングとウイークなどなど。

これも、アナリストによって力量が分かれます。あるいは、選手との関係性にも影響があります。普段から選手とアナリストの間で円滑なコミュニケーションが行われているのであれば、選手からも積極的にアナリストとコンタクトを取り、頭の整理をするでしょう。

ここでも、アナリストから有益な情報を与えられるかどうか。常にそれを考えているのです。

そして、いざ試合へと向かいます。

本日のJ1リーグ、周到な準備をして勝利を得るのはどのクラブか。試合前と試合中のアナリストたちの動きを予想しながら楽しみたいと思います。

・・・

試合中のアナリストの活動や、上記の試合前の活動も含め、より具体的な話もこちら↓で書いているので、もしご興味があればAmazonで予約をポチッとお願いします!


では、また次回。


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