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アナリストの仕事 〜プレゼン〜

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さて、本題です。今回は、アナリストの仕事の一部をご紹介します。

アナリストは試合を分析することがメインであるものの、それだけが仕事ではありません。

自チームや相手チームを分析し、それを「伝えなければ」なりません。

その方法として用いるのは、多くがプレゼンとなります。

対象者は監督、コーチ、選手全員となることがほとんどです。すなわち、全員「プロ」です。

そんな彼らに対して、アナリストが何を提言できるのか。実体験を基にお伝えしたいと思います。


アナリストが彼らに対してプレゼンをするケースというのは、対象者によって少しだけ状況が違います。

例えば監督やコーチ陣に対してのみ行うのであれば、週の頭に、練習後などの時間で30分〜1時間くらいかけてじっくり行うことが多いでしょう。

相手のこととなれば、クラブ全体の概要からチームの戦術、個人特徴まで落とし込んだ資料をベースに、監督らに相手のすべてを伝えるイメージで話します。

ところが選手を対象とした場合、同じことはできません。理由はいくつかありますが、選手にとって大事な情報は次の相手がどういう相手で、自分たちはどうすれば勝てるのか、を端的にまとめたものです。

クラブの概要としてどうとか、監督の経歴がどうとかは必要ありません。あるいは、戦術も誰しもが分かるようなものは不要でしょう。昨年の王者、川崎フロンターレが「ポゼッション志向のチーム戦術だ」と言っても意味がないことは分かると思います。

つまり、選手に対しては、1時間もかけてじっくりプレゼンする必要がないのです。

では、実際どれくらいの時間で相手のことをプレゼンする方が良いのか。

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