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マリー・クワント展を見ました

渋谷東急bunkamuraの地下ギャラリーで、2023年1月29日まで開催中の「マリー・クワント展」を、2022年12月初旬に見てきました。

入る前に先に何か食わんと! と思って、パスタを食べてから行きました(意味無

マリー・クワントは1960年代に活躍したファッション・デザイナー。まあ今でもたくさんショップがあるから有名ですね。
ミニスカートの創始者と言われてるそうです。

いろんなフライヤがある。東急をあげて推してる!

短いスカートをショート・スカートと呼ばずに「ミニスカート」と呼んだのは、車の「ミニ(クーパー)」が好きだったから、てだけで世界が変わってしまった。
ミニ、という語感の可愛さは万国共通ですよね。

その当時、本人が作った服をそのまま、本人がモデルとして着てプロモする、勇敢な発想。
なんか今回の展示の服を着せてるマネキンも、マリーに似せたフォルムでさすがですね。

展示の図録を買わなくていいくらい、充実したフライヤ!

彼女の生涯を追った展示には、今見ても斬新でオシャレなアイテム、マリー本人と、その周辺の時代を彩った様々なモデルや有名人との交流を伺わせる貴重な写真がいっぱいでしたが、ちょっと、場内の照明が暗くて、やや重いのが気になりました。

あれ? これではスウィンギング・ロンドン華やかりし時代のカラフルな感じが薄まってるなあ〜、という。
なんかポップカルチャーではなく、歴史的美術品を展示してるような、もったいつけた感じがあるのだった。という違和感もありつつ、まあまあ楽しめた。

出口のショップでは、グッズもいろいろあって、ぼくはマグネット(700円)と、ポストカード(165円)を買ったよ。モデルのパティ・ボイド(ジョージ・ハリソンの奥さん)を囲む、ブライアン・ジョーンズ在籍時のローリング・ストーンズ。

ストーンズのグッズだと思えば、異常に安いよね。165円。

そして同時企画として、bunkamura6Fの映画館では、ドキュメント映画「マリークワント スウィンギング・ロンドンの伝説」を公開中です。

これは両方見ないと意味ないだろう! と思いましたが、映画は展示ほど混んではいなかった。しかし映画も楽しめました。

映画は展覧会より早く終わりそうやね

当時の本人のインタビュー・アーカイブなども交えつつ、ロンドン文化の歴史と、ブランドの関わりがわかりやすく説明されていきます。

様々な有名人も登場する。キンクスのデイヴ(弟のほう)やザ・フーのピート、クラッシュのポール・シムノンなど。ただ、変化するロンドンの時代考証のコメントで、特にマリーのファッションに詳しく言及してるわけではないです。

ヴィヴィアンのコメントなども紹介される。小さな1軒のショップから始めて、パートナーの奇抜な戦略と、若者の口コミだけで売上を伸ばして、カルチャーに革命を起こし、時代に影響を与え、世界的なブランドに成長していくマリーの様子は、まさにヴィヴィアンのたどった道を10年先取りしていた、というイメージですね。

映画の最後で、ロンドンで2019年に行われたマリー・クワント展が見れるのですが、これが! bunkamuraとは大違いの、実に明るい照明の中で展示されてる感じだった! やっぱコレだろ! いや、こんなに明るいと全体が展示というより量販店のウインドのように見えるかな? その反省もあって、日本は暗くしたんだろうか? わからんの〜。

そして、このbunkamuraは! 2023年の春に再開発のため、閉館されるらしいのだった。その元となった、隣接の渋谷東急百貨店本店も、55年の歴史を閉じて閉館されてしまう!

寂しいので、ちょっと見ていくか、と中に入ると「懐かしの昭和展」みたいなのをやってました。

筆者の背中も寂しげである

うん。ロンドンでマリー・クワントがファッション革命を起こさんとしてた同時代に、日本ではこんなことになってたんだなあ〜と思いながら見ると、これもまた感慨深い。これは12月25日までの展。閉館になる2023年1月末の最終日まで常設してればいいじゃないか!とも思いましたが〜。

猪木も世を去った・・マリー・クワントより若いのに(意味不


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