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ベルーシの映画を見ました

ジョン・ベルーシのドキュメント映画「ベルーシ」を映画館で見てきました!

映画館でのポスター

ベルーシをよく知らない人が見ても昭和世代の人が見たら面白いと思う。

なんか80年代のアメリカ文化の記録って感じですね。

まあ最近また「ブルース・ブラザース」もよく再評価されてるから、若い人もみんな知ってますよね?

チラシの表面 ポスターとデザイン違うね

1982年に33歳で亡くなった伝説のコメディアン、まあ我々、昭和世代にはドンピシャの同時代人ですね。生きてれば70過ぎくらいですかね。

SNL(サタデーナイト・ライブ)の過去映像とか、今見ても普通に笑える。全然古くなってない。ベルーシ自身の当時のインタビューもふんだんに入っているけど、他の人、チェビー・チェイスが先に人気者になって嫉妬していく過程なども、ていねいに追っている。

奥さんとか、盟友ダン・エイクロイドをはじめ、いろんな関係者のインタビューが入ってるけど、語ってる人の声だけで映像には映らない。発言なども手紙を書くアニメのような画面になってたりスタイリッシュでクールな編集です

少年時代の思い出とかも、シャープな絵柄のマンガ調アニメで描いてる部分も多くて、あれ? この映画、ドキュメントだっけ? と見てて混乱する不思議なムードもある。

最期に関して、そんなに悲惨な描き方ではなく、ドラッグについても深く掘り下げなかったので、ちょっと安心したというか、ほのぼのした終わり方で救われました。

チラシの裏面

ベルーシがSNL(サタデーナイト・ライブ)を卒業するときの、写真の後ろにデヴィッド・バーンが写り込んでて、ああ、トーキング・ヘッズが初めてSNLに出た日が、そうだったんだなあ、とか。

ベルーシがデヴィッド・バーンと絡んでたら、どんなだっただろうか? とか想像するよね。

ラスト近くにもアイバン・ライトマン監督が「ちょうど「ゴーストバスターズ」の脚本がもうすぐできるよ〜、て連絡したころだったのにな」と泣かせる発言があって、生きてたら当然、出演しただろうから、まったく違う映画になって、不動の人気を得ていただろうな、とか思ったり。

1985年の「ウィ・アー・ザ・ワールド」のレコーディングには、俳優として唯一、ダン・エイクロイドも参加してるんだけど、ベルーシが生きてたら当然一緒に参加しただろうし。

なら、1985年7月13日のライブエイドにも当然、ブルース・ブラザーズとして出演してたでしょうね! なにしろライブエイドには、バンドを紹介するステージ司会として、チェビー・チェイスやビル・マーレイやジョー・ピスコポなどSNL仲間が勢揃いしてたんだから、見せつけたかったはずだし〜。

1986年のDEVOがサントラを担当したダン・エイクロイド主演の映画「ドクター・デトロイト」なんかも、ベルーシが出てDEVOとコラボしてほしかったなあ〜。とか。

この映画自体の内容より、その後を、頭にふくらませて楽しむことで補完できる感じがたまんなかったですね。

最期にぼくが1986年ごろに描いたベルーシまんがを貼っておきます。

当時のビデオ雑誌用に描いたもので、1994年に単行本に収録しました。今になってネタに使えた!

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