時間と言葉 2

相対性理論により光の速さで飛ぶと宇宙船内の時間が遅れる。
実時間との差は速さに比例している。仮に1日が10,000年になることもある。
100日間の冷凍睡眠中に地球は100万年も経ってしまった。
100万年後の地球〜
人類どころか生物もいない世界になっていた。
高度な文明を築いただろう人類の痕跡として透明なドームがあった。
中は知らない分からない設備ばかりだが、通信機らしいものが見つかった。
適当に操作して疲れを癒していたら大きな宇宙船がやって来た。
その乗組員の人類型とクマ型の生物が尋ねて来た。
宇宙探索をしたあとの帰還中にトラブルが起き地球に戻って来たことを話した。
自動翻訳器を持参しているようで言葉を交わすことが出来た。
彼らは銀河連邦の一員で、
地球の近くをパトロール中に
あり得ない信号、通信を受信し、地球へ立ち寄ったのだった。
人類史の説明を簡単に聞いた。
地球は壊れたので地球人は他の惑星に移住しながら銀河の大半を住処にしたのだそうだ。
他の惑星にも高度な文明がありお互いに技術を交わしながら今の時代を生きているとのこと。
地球ではもう住めないので、
我々の星に来て余生を暮らせとのことだ。
やっと地球に帰って来たのにそれはないだろう。
1人でもここで暮らしたいと話すと
地球を住める惑星に改良する話になっていった。
とうに忘れられた彼らの故郷を生まれ変わそうと言う。

続く〜

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