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狂言らしいとは如何なるものでござろうか

和ろうてござるか〜

自分らしい生き方と申すものはどこかにござって
見つけ出すようなものなのでござろうか

わたくしが狂言と再会した折には
これをするのが自分らしいと思うたわけではなく
ただ直感的なご縁を感じ、その直感に従って進むうちに
今のごとく狂言に寄り添うのが自分という想いでござる

このブログでは狂言好きのわたくしけんすけ福のかみが
最も狂言らしい登場人物“太郎冠者”となって
狂言へとご案内するべく描いてござる
なにとぞ和らいだお心もちにて読うでくださりませ〜

狂言らしい登場人物と👆描いてはござるが
そもそも狂言らしいとは
如何なるモノでござろうか

狂言は台詞劇で喜劇の伝統芸能でござる

狂言は登場人物の対話、ことばで進行する芝居でござる
舞台が何処か、背景がないためことばで説明しまする
自己紹介もあり
擬音や動物の鳴き声も台詞で賄うてござる

狂言は和らぎの芝居、神仏への奉納され
観る人を楽しませる喜びの芝居
大笑いと申すより
こころ穏やかに和ませる芝居でござる

それは室町時代に基が成ってござって
その姿が今に伝えられてござる
喜劇がゆえに伝統が途絶えそうになる時代もござったが
タスキをつなぐ担い手が居られたお陰で
今に続いている伝統芸能でござる

滑稽なモノマネや風刺味もあったのでござろう
当時はモデルがあったかも知れませぬ
さりながら、今は特定の誰かと云う風味は薄れ
そこかしこに居る誰かを彷彿とさせればじゅうぶんなのでござる

そんな主人(上司)に仕え
しっかりと働く者、横着を為す者、失敗をやらかす者
そんな庶民の代表が太郎冠者だと思うのでござる

ゆえに
ここではしっかりとご案内しているつもりなれど
やらかすことがあるやも知れませぬが

どうか温かく見ていただきとうござる

こんにったこの辺りにいたしましょう
またお目に掛かれましたら嬉しゅうござる🤗
この狂言noteはけんすけ福のかみが
大蔵流茂山千五郎家 島田洋海社中にて
狂言を学んだことをモトに
実際に狂言を(できれば生で)観て
和らいでもらいたいと願うて描いてござる🖋

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