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狂言のことばは話すことば

和ろうてござるか〜

わたくしがこのnoteでかたくなに守る幾つかのルールはけして読む方に友好的なルールではなかろうと存ずる

狂言の登場人物、太郎冠者のつもりで描いておりまするによって
自然舞台で話すことばを基にしてござる

狂言は室町時代に発生したとはいえ
安土桃山、江戸を経て変化もしてござろうし
明治以降さまざまな波にもまれ
いまも刻々と変化があろうところ

それでもいまの日本に伝わってきたからには
きっと大切な役割もあろうと存ずる

伝統を直接伝える役者の方々とは別に
少し外に居るわたくしからだからこそ
貢献できることがあるのだと信じ
狂言の、太郎冠者のことば遣いで
狂言の発信を続けてござる

このブログでは狂言好きのわたくしけんすけ福のかみが
もっとも狂言らしい登場人物“太郎冠者”となって
狂言へとご案内するべく描いてござる
なにとぞ和らいだお心もちにて読うでくださりまりませ
狂言案内草紙「南無三寶」より一部改

似たようなことを少し前の自己紹介記事でも描いてござるが
ふとこのことば遣いはそもそも書きことば向きではないのであろうか?とも思うてござる

狂言の台詞をお稽古するため
口伝のことばを台本に起こすうち
このことばを描くときには必ず音声化していることに氣づいてござる

できれば狂言らしい発声の音でもって
感じてもらえるブログが理想ではござるが
わたくしの伝えたいことと今の世に合うた発信を擦り合わせる試みが必要かと存じてござる

この狂言noteはけんすけ福のかみが
大蔵流茂山千五郎家 島田洋海社中にて
狂言を学んだことをモトに
実際に狂言を(できれば生で)観て
和らいでもらいたいと願うて描いてござる🖋

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