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観ることで心和らぐ狂言を

和ろうてござるか~

たくさんのストレスを抱えて
治療が必要なまでとはならずとも
こころに見えないケガを負っておらるる方が
少なからずおられるように存じまする

ストレスの原因はそれぞれにござりましょう
減らすことができるものならば良うござるが
そうはいかぬこともままありましょう

このブログでは狂言好きのわたくしけんすけ福のかみが
もっとも狂言らしい登場人物“太郎冠者”となって
狂言へとご案内するべく描いてござる
なにとぞ和らいだお心もちにて読うでくださりませ〜

わたくしが狂言を観ることを勧める一つに
つかれたこころに油を差すため
という理由がござる

 能舞台には不思議な空気がござる

能楽堂という非日常の空間に入るだけでも
少し心の中に穏やかな風が吹き込むのではないかと
思いまするが、その中心に立つ能舞台には
独特の空気がござる

 檜の香り成分は癒し効果も

 もし可能ならば舞台のそばまで
近寄ってみてほしゅうござる
白洲という白石が敷かれた中には入れませぬが
ヒノキの柱や舞台の敷板の艶やかな表面からは
好い香がするやもしれませぬ

 鏡板の松は神さまの依り代

 正面から背景の老松を観れば
自分の立っているところに神さまが寄った松が
そびえ立っているように感じるかもしれませぬ

 狂言はこれまでも申してござるが
とても平和なお話が多ござる
そして横着者もずるがしこい者も
横柄な者もいい加減な者も
失敗した者も自己中心的な考えの者も
みんなみんな穏やかな和らいに包まれて赦される
 とわたくしは思うてござる

そんな和らいだ笑いを楽しんだあと
能楽堂を後にするころには
こころが少しばかりなりとも
軽うなっていると、うれしゅうござる


わたくし自身も
観てくれた方がこころ穏やかに
気持ちよう和ろうてもらえるような舞台が
できるように、自身和らいだこころで
立てるようお稽古できることで
日々癒されるのでござる

こんにったこの辺りにいたしましょう
またお目に掛かれましたら嬉しゅうござる🤗
この狂言noteはけんすけ福のかみが
大蔵流茂山千五郎家 島田洋海社中にて
狂言を学んだことをモトに
実際に狂言を(できれば生で)観て
和らいでもらいたいと願うて描いてござる🖋

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