狂言のお稽古は温故知新でござる
和ろうてござるか~
ずいぶん前に遣っていたノートの表紙にこんなことを描いてござる
狂言に限ったことではござらぬが
伝統芸能なる狂言は、ともかくも古より伝わることば、動きを観聴きして
踏襲する、真似るところが始まりでござる
その芸能をよく学び、この伝統を未来につないでいくため
日々のお稽古がござる
何度か描いていることではござるが
わたくしは玄人ではござらぬによって、大風呂敷を広げるつもりもござらぬが、縁の合って狂言とともに生きている上は
この芸能を未来へそしてより多く人口に膾炙するように
勤めたいと存じまする
故きを温ねて新しきを知る
昨日呟きました通り
狂言は教訓も助言もござらぬが
それを観る人の心の中に、生活の一端に
和やかな灯りを点すこと、
和らいだ氣もちを呼び覚ますことができると
信じてござる
室町時代から安土桃山、江戸時代を経た
日本人が楽しみ、こころ和ませた和らい(笑い)で
これからの世を穏やかに照らしたいと願うのでござる
日々お稽古をしてござると
都度なにか感じること、氣づくことがござる
それは狂言のうちに掛かることもござれば、日々の生活に関することもござる
常に疑問が湧き、調べまする
同じ狂言をお稽古していても
疑問に感じること、ふと不思議に思われることが
出てまいりまする
調べて判ることなれば、参考図書を引いたり
ネットで調べたりもいたしまするが
それでも判然とせぬ時は師匠に訊くなどいたしまする
疑問をもってお稽古することで
いっそう好うお稽古が沁むるように感じまする
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