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言の葉

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温故知新(故きを温ねて新しきを知る)という言葉は、 故きを温ねて新しきを知れば以って人の師となるべし。 現代は、すさまじい速さで技術革新が起き、時代のスピードが速いと言えるが、…
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敢えて後れたるに非ず、馬進まざるなり

功績を誇らず、謙遜した言葉である。 魯の国の大夫、孟子側という人物は、武勇に優れた人物で…

哀哀たる父母、我を生みて匃労せり(あいあいたるふぼ、われをうみてくろうせり)

両親は、自分を生んでくれてしかも苦労して育てているのに、なにも親孝行ができなかった。 中…

雁書(がんしょ)

手紙のことであるが、とくに遠隔の地から来信した貴重な便りのこと 使いとして、匃奴の国に赴…

管鮑の交わり

利害を超えて良く理解し合い、相互に助け合う親友のこと。 ここでは、管仲と鮑叔という二人の…

木に縁って魚を求む

木に登って魚をとろうとしても、目的と違った手段をとっているのだから、可能性がない、という…

牛耳(ぎゅうじ)を執る

主導権をとって、同盟や団体の行動を導くこと。 原文と、現在使われている用法とが、変わって…

漁夫の利

二者が互いに利害を争っている間に、第三者が苦労しないで利益を横取りすること。 中国の戦国時代に、燕の国で重用されていた蘇代という遊説家の説いた寓話で、その内容は、 「昔、あるところに、大きなカラス貝がくちを開けてひなたぼっこをしていた。そこへくちばしの鋭い鷸(しぎ)がとんできて、貝の肉をつついた。すると貝は、口を急にとじてしまった。鷸は、「このまま雨が降らないとお前は、干からびてしまうぞ」とおどかした。 すると貝も、負けずに、「くちばしが、俺に挟まれたままだと、飢え死に

月下氷人(げっかひょうじん)

男女の間を縁を結ぶ人。結婚の時の仲人役。 まず「月下老」であるが、次のような故事による。…