旅RUNキュレーションVol.10(おかやまマラソン2018)

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先週の下関海響マラソンに続いて2週連続フルマラソンにチャレンジ。
今回走るのは岡山市開催のおかやまマラソン2018。僕のふるさと岡山の一大マラソン大会です。東京住まいなのである意味旅ランなのだけど、実家に帰省するので、帰省ランというか、本拠地戦というか。そんな大会。

地元びいきしているだけかもしれないけど、このおかやまマラソンは素晴らしい。
有森裕子が監修した平坦なコース、応援の多さ、充実したエイド。2015年初開催という歴史の短さの割には良い運営。
ちなみに各地のマラソン大会のゲストに呼ばれる有森裕子がランナーとしてフルマラソンを走るのはこのおかやまマラソンだけ。
僕は4回中4回エントリーして3回目の参加になる。(2016年は仕事のせいでDNS)。

前日に参加者受付が必要なので前乗りが必要。土曜日の朝一に帰省して岡山桃太郎空港からの連絡バスでシティライトスタジアムに向かえます。有森さんのトークショーなども聞くことのできるおかやまマラソンEXPO。

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そして当日。
前乗りから実家に滞在しているので、実家からJRで岡山駅へ。朝6時台に岡山駅に到着する列車で向かったんだけど第1回のときに比べてランナーの動きが早くなってる。地元ランナーもだんだんとマラソン大会の動き方を覚えてきた模様。

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スタート地点のZIPアリーナへは岡山駅西口からちょっと歩く感じ。ここはややマイナス点。フルマラソンの前はできるだけ足を使いたくないので。

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朝6時50分頃にZIPアリーナ到着。手荷物預けが朝6時50分オープンなんだけどこの時点で結構な人が並んでいる。

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僕はその辺で走り支度(上着を脱ぐ程度)。
今年のフルマラソン秋シリーズで毎回来ている「がんばろう岡山」のファジアーノTシャツ。そして、頭には猿の耳のついたバンダナ。桃太郎のお供といえば猿! あくまで日よけ。決して仮装ではない。
日よけ、ということで、今日の岡山は「晴れの国」の自慢通りの快晴。暑くなりそう。寒さ対策でビニール袋のポンチョを用意していたんだけど使う必要はない。すでにTシャツ1枚で十分だ。

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ランナーブロックに入れるのは朝7時50分。おかやまマラソン、いつの頃からかランナーブロックの最前列が競争のようになっている。Aブロックの場合は地元放送局山陽放送(RSK:TBS系列)がバッチリ中継するからなのか、ほんと人気。

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僕は前回までAブロックだったんだけど、前回は事前に並んで走って最前方をゲットしたくらい。(開催初回は並ぶことなくなんとなく早めに整列したら最前列だった)。
ちなみに今回はBブロック。いちお、Bブロックの最前列に並ぶ。

並ぶ時にちょっと走ったんだけど右足のシューズに違和感。
今日はおニューのシューズ。Nikeエアズームスピードレーサーを投入。事前に練習で使っていたんだけどその時に感じなかった痛みを感じる。これで42kmはきついな、と思って・・・なんとかした。腰のテーピングを少し剥がして足に貼り付けてガード。あり物でなんとかなるもんだ。

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時間近くなってくると、岡山県警のブラスバンド!
ここでは岡山らしく「桃太郎」唱歌が毎年流される。地元民としてこれは嬉しい。毎年ジーンとくるレベル。
そして岡山市夏祭りで踊られる「うらじゃ」の演舞。最前列だと演舞の姿が見られるんだけど、Bブロックとかだと旗がたなびくのと歌声が聞こえるだけでちょっと残念。地元だとよく知られた踊りと歌なので、これもまた岡山らしさを感じる。個人的にはもはや歌えるレベル。

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そして開会式へ。

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冒頭、西日本豪雨の犠牲者を悼むために黙祷。
東北や神戸のマラソン大会だとよく行われる黙祷。まさか岡山でも行われるようになるとは。厳かな気持ちで悼む。

開会式。
岡山県知事の派手な挨拶に、有森裕子さんの挨拶。ゲストランナーも多い。千鳥の大悟、重友梨佐、尾崎好美、中村友梨香、山口衛里、小島よしお。特に女子マラソン選手経験者が多いのが、名門・天満屋を擁する岡山ならでは。

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8時45分、号砲!
Bブロック先頭の僕は号砲から約1分遅れでスタート地点通過。
スタート時の曲も「桃太郎」。岡山感!!

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後ろから出るとランナー渋滞がやや厳しい。そんな中で、序盤はキロ4分40秒から50秒ペースを保つ。

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既に日差しが強いのがわかりきっているので序盤から身体に水をかけることを心がける。ほぼ全てのエイドで真水を身体にかけた。このおかげなのか、思ったよりも気温自体が上がらなかったからなのか、暑さの悩みは少なかったと思う。

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今年のランナーはチャリティゼッケンをつけている人が多い。愛媛で豪雨被害を受けた人、真備で被災者になった人たちも走ってる。一緒に頑張れる。嬉しい。

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ランの調子も前回の下関海響マラソンほどは悪くない。13kmくらいまでは3:30のペースランナーに抜かれず。


中間地点突破がネットタイムで01:47台。まずまず。

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だが、以降のラップがなかなか上がらない。
「猿!」「モンキー!」という応援をしてくれるのが後押しになるだけありがたい。20km以降の藤田地区の人たちの応援が暖かくて良い!

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ちなみに今回はエイドでの岡山名物は一切とらず。今回はシャインマスカットもあったりしてよかったんだけど、走り優先。過去2回もらったきび団子ももらわず。

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30km地点の岡山大学応援団の応援を見送ると、ここから最大の坂路・岡南大橋。

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橋を突破するとおかやまマラソン名物のラーメンエイド。ここは多数のラーメンを食べることができる。僕は記録優先なのでスルー。

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だがこのあたりから内臓に疲れが。気持ち悪くなってスピードが全然出ない。31km地点でMeitanCCCジェルを飲んだんだけど飲み慣れたこのジェルすら吐きそうになるレベル。きつい。足自体の痛みや、不安にしている腰の痛みはほとんどないのに、内臓の疲れだけがネックでスピードが落ちる。
MeitanCCCのカフェインで一時持ち直しつつの旭川河川敷の我慢RUN。諦めない気持ちで頑張る。

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終盤。個人的には岡南大橋よりきつい終盤の新鶴見橋。

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その後の最後の坂路・跨線橋もなかなかのもの。今年はなんと、マラソンランナーとキティちゃん500系こだまの共演を見ることができたー。嬉しい。

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猿の応援もたくさんもらったんだけど、終盤は疲れてしまって応援に応えることができなかった。申し訳ない気持ちいっぱい。
41km地点のマラソン川柳は「平成を完走したら新世代」。そう。今年は平成最後のおかやまマラソン。最後まで頑張ろう!

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残り1kmでサブフォーを取れることを確信。
フィニッシュはシティライトスタジアム。両親が応援に来てくれていたのでスタンド全体に手を振りながらフィニッシュゲートへ向かう。遠征では孤独に走って終わることが多いので、こういうのが地元ならでは。嬉しい。

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グロスタイム3時間55分、ネットタイム3時間54分でフィニッシュ!

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これで僕は20大会連続サブフォーを達成! 凡走に近かったんだけど、先週の下関海響マラソンよりは早く走れた。
後、足に豆は作ったものの無視できるレベルで足に痛みはあんまりなし。トイレロスもなかったし、悪かったのは内臓の不調だけ。
全体的にコンディションはうまく作れた気がする。内臓の疲れだけ・・・・全部が揃わないとバッチリ走れない。
だからマラソンは難しい。だからマラソンは面白い!

完走メダルは岡山らしく備前焼のメダルなのです。

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ゴール後にもらえる食事も岡山らしく、木村屋のバナナクリームロールとおかやまマラソン特製大手まんぢゅう。

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着替えの場所とかもちゃんとしている。男子用にはプールサイドが解放されていてその中に更衣用テントがあるのでスムーズ。

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3回目参加のおかやまマラソン。今回もよかった!
がんばろう岡山! がんばった岡山!

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今回の旅RUN費用 → 合計約35,000円程度

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