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【東京五輪あと1カ月】私の”プラチナチケット”どうなるの?

 本来ならもろ手を挙げて喜べるはずなのに、引くに引けず戻るに戻れず、こんなに苦しいイベントがあったでしょうか。時は無情に過ぎていきます。東京五輪開催まで、残りあと1カ月になってしまいました。

 先日、観客は会場の収容定員の50%以内で、上限1万人とすることが正式に決定しました。そこで、私が持っている「史上初、きょうだい同日金メダル」が見られそうな”プラチナチケット”がどうなるか、ヤキモキしています。親のために奮発した高額チケット。いま分かっている情報は、会場の上限を超える販売済みチケットは再抽選して、約91万枚が削減されるということです。さらに再抽選で4人分のチケットが2人分になるなどということはなく、複数人分のチケットはそのままか、全部なくなるかのどちらか、になるそうです。それがどこの会場のどのチケットなのか、この時期になっても決まっていない。

 もう待てません。とりあえず、東京のホテルを予約しました。関東圏外から向かうので仕方ありません。観客は直行直帰の方針になりそうですが、競技が終わるのは夜。親が高齢ということもあって、深夜に動くのは体調を考慮して、賢明ではないと判断しました。一生に一度になりそうな感動を強く深く味わいたいと考えています。

 思い返せば5年前、ブラジルのリオデジャネイロで開かれた2016年リオ五輪を現地で見る機会に恵まれました。現役記者としての仕事です。水泳、柔道、卓球、レスリング、体操・・・山ほどメダルを獲る瞬間に立ち会いました。間近で躍動するトップアスリートの表情や、観客との一体感、現場でしか味わえない感動は、私にとっての宝物です。それをもう一度味わえる(と願う)幸運。もちろん、五輪の場が感染拡大のホットスポットにならないように、関係者の努力と、参加者の引き締めは必要です。それらを踏まえた上で、紆余曲折を得た五輪がなにごともなく、成功裡に終わったら・・・。その先を考えると、日本だけでなく世界の、とてつもない大きな希望や光になるだろうと思います。

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