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Classiを退職し #ソーシャルベンチャー を応援する #パラレルPR として独立します

大切なご報告

日頃お世話になっている方にも、はじめましての方にもご報告です。この3月末をもって、3年2ヶ月お世話になったClassi株式会社を卒業しました。広報チームのリーダーとして、本格的な広報部門の立ち上げ、企業カルチャー醸成や採用広報など、さまざまなことにチャレンジしてきました。卒業後は、ソーシャルベンチャー(社会起業)を中心に、スタートアップやNPOなどを支援するパラレルPRとして独立します。皆さんへの感謝を胸に、これまでの3年間を振り返りながら、次に取り組むことなどを報告したいと思います。

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未来の教育プラットフォームを創るべく奮闘した3年間

「Classi」を開発・運営するClassi株式会社に入社したのは2018年2月。それまでは、大手SIerやデータ分析系ベンチャー(のちに上場)で法人営業・マーケティング・広報などに従事。学生時代から夢見ていた教育企業の広報へのチャレンジでした。「Classi」はソフトバンクとベネッセの共同事業で、主に中高向けにクラウドベースの教育プラットフォームを提供。学校・生徒・保護者をつなぐツールとして、全国の高校の2校に1校、高校生の3人に1人が利用しています。

この3年間で印象に残っていることを振り返ってみると・・・

◎1年目(2018年)
・本格的な広報部門の立ち上げ(昨対比約7倍の露出)
・製品を利用する高校新聞部の高校生から取材を受ける(教育企業ならではの広報活動)
・M&Aにより子会社の広報を担当(休暇中のベトナムからプレスリリースの原稿を役員に送付)
2年目(2019年)
・カルチャーチームを兼務し、Classiのカルチャーをハード(オフィスファシリティ)・ソフト(インナーコミュニケーション)両面から支える仕組みや業務改善などに取り組む
・初のオフィスリニューアルを担当
・初の沖縄出張(お客様がかりゆし(正装)を着ていて衝撃を受ける)
◎3年目(2020年)
・コロナ禍での全国一斉休校に伴い、オンライン教育に関する取材が殺到
・大規模なインシデントが発生。危機管理広報に取り組みながら、顧客信頼回復に向けた情報発信を各部門と連携しながら実施。
・採用チームを兼務。面談・面接や各種エンジニア向けカンファレンス、採用コンテンツなどを通じて会社の魅力を伝える

卒業をしようと思ったきっかけ

企業広報として働くメリットとして、
・給与面での安定
・社会的信用の大きさ
・(やり方によっては)大きな予算を使った施策ができる
・さまざまな仲間と協働できる(セールス・マーケ・採用・インナーほか)
といったものがあります。私もこれらの恩恵にあずかってきたわけですが、反面、広報以外の業務(私でいうと採用、カルチャー兼務)や、マネージメント業務、調整業務なども多く発生します。限られた時間の中で、純粋に広報活動に避ける時間が減っていることに、だんだんと寂しさを感じていました。そのような中で、以前より復業として関わってきた、スタートアップやNPO向けのPR支援に注力したいという想いが日増しに強くなってきました。

加えて、一つの事業会社で広報を担当するよりも、複数の企業で広報を担当することで、企業・事業という枠を超えて、社会をよくするPRというテーマを追求していきたいという気持ちもありました。特に、私が支援するクライアントは、これからさらに事業や活動をスケールさせるフェーズで腕が試されるので、非常にワクワクしています。

これから取り組みたいこと

当面の間は法人化などは行わず、個人事業主として自分のできる範囲で仕事に取り組んでいきます。いわゆるコンサルタントとして第三者の立ち位置で支援するのではなく、クライアントの中にがっつりと入り込んでPRをしていきます。

ちなみに、個人事業主でも屋号をつけられるということで、Micro Good Project(マイクログッド・プロジェクトという名前をつけました。ちょうど、卒業を意識した時に読んだ、未来をつくるSDGsマガジン「ソトコト」の指出一正編集長のインタビュー記事からヒントを得ての命名です。

僕の小5の息子が、コロナ禍の自粛期間中に暇だと言うので『要らないものを自由に持っていってください、みたいな無人マーケットを庭でやってみたら?』って提案したら、本当にやりだしたんです。(中略)身の回りでの小さな『マイクロプロジェクト』でいい遠くまで行かなくても、意外と僕たちは日常を彩るような面白いことを作り出せるのでは、と思っています。

これを読んだ時に、大きな広告代理店やPR会社はおそらく受けないような、小さい、短期的には収益化しない案件でも、世の中をよくしていくために、取り組んだ方がいいプロジェクト、もっと多くの人に知ってもらうためにPRした方がいいものってたくさんあるなと思いました。そういうベンチャー、スタートアップ、NPO、キャンペーンなどをフリーランスPR、パラレルPRとして、応援していきたいと思っています。

「あのPR、プロジェクト、話題になってるね」よりも、「あのプロジェクト、PR、世の中をよくしてるね」って言ってもらいたい。そんなPRを目指していきます。一過性の話題ではなく息の長いPRを目指していきたいと思います。

これから取り組む #ソーシャルグッド #マイクログッド プロジェクトについて

おかげさまで、卒業前からいくつかの案件にお声がけいただき、こんなソーシャルグッド、マイクログッドな取り組みにたずさわっていきます。

◎みんなのコードは、「全ての子どもがプログラミングを楽しむ国にする」をミッションに、全国の公教育向けにプログラミング教育の普及を行うNPOです。シリアルアントレプレナーの代表の利根川裕太さんをはじめ、元学校の先生やエンジニアなどが、教員向け研修の実施、プログラミング教材の開発、政策提言などを行っているユニークなソーシャルベンチャーです。

◎Waffleは、IT分野のジェンダーギャップの解消を目指す新進気鋭のソーシャルベンチャー。女子中高生へより多くのIT・STEM教育の機会を提供するべくオンラインコーディングコースの提供や政策提言などを行っています。代表・共同代表の田中沙弥果さん、斎藤明日美さんは、昨年Forbes JAPAN誌「世界を変える30歳未満30人」も受賞しています。

◎テイラーワークスは、地域企業・団体とスタートアップ企業をつないで、事業課題や地域課題を解決するコミュニティプラットフォーム「Tailor Works」を提供。ベンチャー企業ながら、静岡銀行をはじめとする地方金融機関と一緒に産業活性化に取り組んだりと、新たな地方創生のモデルケースとして、これからが楽しみなソーシャルベンチャーです。

気になるソーシャルベンチャーがありましたら、ぜひ取材のお声がけなどもお待ちしております(こちらからどうぞ)。

また、いままで全国の学校を取材してきた経験を活かしたライティングや、学校の魅力を知ってもらうための学校自体のPR、地方の企業・プロジェクトとの出会い、社会をよくするためのPRに関する情報発信(ブログ・書籍)など、積極的にチャレンジしていきたいと思っています。ぜひ皆さん一緒にお仕事しましょう!

最後に

改めて、この3年2ヶ月、多くの方々に支えていただいたことに心よりお礼申し上げます。立場や役割は変われど、社会をより良い方向に変えていきたいという気持ちは、これからも皆さんと変わらないと思っています。これからもぜひ一緒に頑張ってきましょう。


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