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【庄内の面白い大人と出会い、面白い体験を。】 中高生向け体験型学習プログラム 第1弾「誰かに見せたくなるスマホ写真展をやってみよう」(開催レポート)

2024年4月下旬、「庄内の高校生が見つけた『オキニイリ』を集めた写真展」を開催しました🙌  約1ヶ月にわたる体験型学習プログラムの様子を、写真とスライドを中心にお伝えします。ぜひご覧ください。

今回参加してくれた高校生7名の皆さん、ゲスト講師としてご協力いただきました楽智さん、本当にありがとうございました😊

庄内での中高生向け体験型学習プログラムについて

社会がどんどん速く変化していくこの時代。中高生年代の皆さんに、自分らしく楽しい人生を歩んでもらいたいと思い、今年3月から「庄内SEARCHLIGHT PROJECT」を始めました。庄内の中高生が、地域のヒト・モノ・コトに触れて、様々なジブンを照らし出す、月イチの体験型学習プログラムです。

プログラムは、毎回2部構成。庄内で活躍する「かっこいい大人」をゲストにお招きして、経験や失敗談を語っていただくトークセッションと、参加者がジブンの「好き」や「可能性」を探るワークショップを行います。

今回は、記念すべき第1弾。酒田在住のフォトグラファー楽智さんをゲストにお迎えし、「誰かに見せたいスマホ写真展をやってみよう」を約1ヶ月にわたり、実施してきました。写真のテーマは「オキニイリ」。参加者が、地元や日常生活を観察して、「オキニイリ」の瞬間を切り取ってみる、そんなプログラムです。

7人の17歳は、この1ヶ月で何を観て、どう撮ったのか。
朝のひととき、クスッと笑える日常、忘れられない瞬間。
それぞれの「オキニイリ」写真、どうぞお楽しみください。

2024.3/24[土]スマホワークショップ終了後に、みんなでパチリ📷
初開催のプログラムに参加してくれた高校生7名のみなさん、ありがとうございました😊
約1ヶ月間の体験型学習プログラムの流れをまとめてみました。
最初にご覧いただくと、よりスムーズにお読みいただけるかも知れません。

\参加生徒の声をご紹介します🤲/
(参加してみての率直な感想・印象に残っていること)
⚫︎初めは友達に誘われて面白そうだと思いとりあえず行ってみたが、実際スマホで写真を撮る際のポイントや機能を教えていただき、その後の写真撮影の時の役に立った。実際の写真展では準備が少し大変だったが、友達と一緒にやれて楽しかったし、すごくいいものになったと思う。
⚫︎とーーーっても楽しかったです!スマホでの写真の撮り方を学んできれいな写真を撮ることができたのに加え、撮影した写真を現像してもらったことで、写真をより近くに感じることができました。
⚫︎展示会でたくさんの方に観に来ていただいて、コメントもたくさんもらえて嬉しかった。
⚫︎前よりも写真を撮る機会が多くなり、アルバムがより鮮やかになって楽しかった。
⚫︎楽智さんの写真講座やオンラインでのアドバイスを経て、普段何気なく撮っている写真がもっと簡単に良いものになるのだと新しい発見ができて、とてもいい機会になりました。
⚫︎写真に興味のある、同学年達と交流できたのが楽しかった。

(改善して欲しい点)
⚫︎ワークショップの時間が短い。

楽智さん、ワークショップから写真展開催まで長期間サポートいただき、ありがとうございました🙇‍♂️
楽智さんのご協力のお陰で、無事にプログラムを終えることができました。

[step1] 2024.3/24 スマホ撮影ワークショップ

step1として、ゲスト講師の楽智さんと一緒に、スマホ撮影ワークショップを開催しましたー。
キッズドームソライさんのお部屋をお借りして、ワークショップのはじまり〜。
まずは、参加者とスタッフのチェックインを通して、お互いのことを少し知ることからスタートです。
当日は、楽智さんのキャリアやライフストーリーをお聞きするトークセッションの時間も設けました。
 事前にいくつか質問を用意して、楽智さんに直接お尋ねてみましたー。
今まで何度か転職されてキャリアを歩まれてきた楽智さん。それぞれの職場で、いかに楽しみながら自分のスキルを高めていくかを意識して実行されたお話が、とっても印象的でした。
その後、いよいよワークショップ・セッションへ。
まずは、講義前に外に出て、キッズドームソライの外観を自由に撮影してもらいます。
同じ被写体を撮影しても、それぞれの写真が異なる構図になっているのがとっても面白いです。
会場に戻って、スマホでの人物撮影、風景撮影、料理撮影のコツを1つ1つ丁寧に教えてもらいます。
高校生にとってスマホでの撮影は日常化していても、スマホの機能や撮影スキルを教えてもらうと、新しい発見が色々あったようです。時々「おー」、「わー」と声が上がってました😄
「どちらの方角から光が当たっているか分からなくなった時、スマホを掲げて1周してみるとわかるよー」
、楽智さんのアドバイスをもとに、みんなでやってみます。
ワークショップの最後に、写真展までの流れの説明です。
今回のテーマは、ジブンの「オキニイリ」です🙌
改めて日常を「観察」してみて、ジブンの「オキニイリ」を探してみる1ヶ月間のスタート。
写真展では、フレームに入れて飾る用のA4サイズ写真3枚と、
会場壁に直接貼る2Lサイズ10枚を準備してもらうことにしました。

[step2] 4/1-4/2 写真シェア会

今回、写真展に向けてのやり取りは、LINEオープンチャットを利用してみました。
途中、4/1[月]・4/2[火]夜に、それぞれが撮影してみた写真をシェアする会を開催。「いやー、この構図いいわぁ」、「もう少しここをこうすると見やすくなるかも」、楽智さんの1つ1つ丁寧な感想・フィードバックを聞いて、嬉しがったり、もっと撮影してみようとする参加者の様子が見れて、写真シェア会をやってよかったです🤲

[step3] 4/20-4/29 「17歳の写真展」の開催

3月末のワークショップから約1ヶ月。いよいよ写真展開催に向けて設営開始です。
今回の参加者7名は全員高校3年生でしたので、写真展のタイトルは「17歳の写真展」としてみましたー🙌
会場はスイデンテラスさんの1階スペースをお借りしました🙇‍♂️
この空間がどう変化していくかワクワクと不安が入り混じります。
設営1日目は、参加生徒7名のうち3名が自分の写真を飾っていきます。
各写真にキャプションを用意して、壁一面にどう飾っていくか試行錯誤しながらのスタートです。
写真を飾る際のテープの貼り方など、楽智さんのサポートもお借りしながら、設営を進めていきます。
設営1日目が終了しました。
何もなかった壁に「オキニイリ」写真が追加されていくと、ちょっとずつ写真展っぽくなってきました。
続いて、設営2日目。
これから設営する参加者4名が、昨日貼られて写真を「これいいねー」などと眺めてから準備開始です。
いつの間にか、壁がかなり埋まってきました!
じゃーん🙌 みんなの協力のお陰で、「17歳の写真展」の設営が完了しましたー。
何だか感慨深いです。
設営終了後、来場者がたくさんお越しになることを祈って、みんなでパチリ✨
会場入り口には、写真展チラシとメッセージブックを配架して、来場者をお出迎えします。
スイデンテラスに宿泊されているお客様や地元の方と思われる来場者がチラホラいらっしゃいました。
企画した展示会にこうしてお越しいただけるのは、とっても嬉しいですね😊
ここで、メッセージブックに寄せられたコメントをご紹介していきます。
率直なご意見もありがたいですね。
参加生徒をご存知の方のメッセージでしょうか。
1つ1つの写真をご覧いただけたようで感謝です。
海外からお越しになったスイデンテラスの宿泊者ですかね。
おお、福岡からいらっしゃた方も。
続いて、新潟からお越しになった方も。
県外の方にご覧いただけたことも、参加生徒にとっていい経験になったかもしれません。
嬉しいコメント!写真はそれぞれの視点や観点が表れて面白いなぁと、改めて思いました。
大知さん、ありがとうございます(笑)
8歳の小学生からもメッセージいただきました。
かわいらしいイラスト付き、嬉しいですね。
20代サラリーマンの本音、参加生徒に伝わったと思います。
お子さんが中高生になられたら、またぜひ写真展を開催できればと思います!
なんと、3歳のお子さんが気に入った写真を発見して、イラストを描いてくれました!
写真展が終わる直前に、来場してくれた方が書いてくれたメッセージです。
ありがとうございました。
写真展を終えた記念にパチリ💫
みんなのやり切った笑顔が、とっても素敵です。

1ヶ月間のプログラムを振り返ってみると、参加生徒同士での対話型写真鑑賞や振り返りの時間を確保できなかったことは、主催者としてはとても悔やまれることです。自分がチャレンジしたことを言語化したり、他参加者の写真を観察して気づいたことを共有することで、参加生徒自身にとってより学びの場になっただろうと思うと、今回の課題を、次回以降のプログラムに活かして改善していきたいと思います。

一方で、参加生徒の「写真展が終わったら、写真を家の玄関に飾ります」と言った何気ない一言や、事後アンケートを拝見すると、プログラム以前に比べて「写真を好きになった様子」がこちらに伝わってきて、とっても嬉しく思いました。

今回、「写真」をテーマとしたのは、写真を撮影するために、日常を改めて「観察」して欲しいと思った背景があります。無意識に流れていく日常の1コマ1コマを観察して、自分の「オキニイリ」を探してみる。そのプロセスを通して、「何もない」と思っていた日常が「何かあるかも」知れない日常へと捉え方が変化するきっかけとなっていれば、主催者冥利に尽きます。

改めて、今回参加してくれた高校生7名の皆さん、楽智さん、楽しい1ヶ月間をご一緒させていただきありがとうございました。今回のプログラムを通して発見した気づきや学びに感謝して、庄内での中高生向け体験型学習プログラムを継続していきます。

[最後に]参加生徒7名のオキニイリ写真(計63点)をご紹介します

Special thanks for 
・楽智さん / フォトグラファー
・渡邉 敦さん / キッズドームソライ館長
・湯浅 剛さん / SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE 副総支配人
・菅原 寛正さん / 庄内の面白い方をたくさんご紹介してくれて感謝です!


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