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【紳士協定✨】WAやMTCRといった代表的な国際輸出管理レジームについて💖:安全保障輸出管理実務能力認定試験(STC Associate)対策 No.2

前回のお復習い💖

復習を大切にして、確実にインプットした
知識を自分の記憶に留めておきましょう!

外為法と国際輸出管理レジーム(1)🌏

今回は、安全保障輸出管理の中でも
基礎的なところから学習していきます!
問題の後に、解答並びに解説を添えますので
一緒に演習していければと思います💛
※⭕❌での解答になります📝

ワッセナーアレンジメント(WA)🌏

ワッセナー・アレンジメント(WA)は、地域紛争防止の観点から、通常兵器の過度な蓄積の防止を目的としている。

解答:⭕
正式名称は通常兵器及び関連汎用品・技術の
輸出管理に関するワッセナー・アレンジメント🔖

ワッセナー・アレンジメント(WA)とは
地域紛争防止の観点から、通常兵器の過度な
蓄積の防止を目的に、通常兵器及び
その開発・製造・使用に供される
おそれのある汎用品(技術を含む。)
の国際輸出管理レジームとなっています💛
※国際条約ではありません📝

ワッセナー・アレンジメント(WA)の概要

WAは、通常兵器の過剰な蓄積の防止を目的に、通常兵器及びその開発・製造・使用に供されるおそれのある汎用品(デュアルユース品)の輸出管理の枠組みとして、1996年7月にその発足が合意されました。

WAは、米国、東欧諸国、ロシア等日本を含む33ヵ国が創立メンバーとなって設立されました。
2012年2月現在は41ヵ国が参加しています。WAでは、輸出の許可・不許可の判断は、基本的には、参加国の裁量にゆだねられています。
また、国際的な輸出管理の実効性を高めるため、情報交換(移転通報、拒否通報等)を通じて各国間の政策協調を図っています。
(1)対象品目:
① 通常兵器
② 汎用品(その技術も含む)
イ. 基本リスト(Basic List/BL)
ロ. 機微な品目リスト(Sensitive List/SL)
ハ. 極めて機微な品目リスト(Very Sensitive List/VSL)

(2) 規制対象国
全地域

(3) 政策協調
以下の情報交換を通じて透明性の増大と政策協調の確保を図る。
① 武器 名称・型式を含め移転通報(年2回)
② BL 拒否通報(年2回)
③ SL及びVSL 移転通報(年2回)
拒否通報(個別に拒否後30~60日以内)
移転通報(他国が拒否したものと同一のものを許可した場合、個別に許可後30~60日以内)

出所

国際輸出管理レジーム🌏

4つの国際輸出管理レジームは、法的拘束力を有する条約ではなく、参加国による紳士的な申合せである。

輸出管理レジーム|外務省

解答:⭕
4つの国際輸出管理レジームは
法的拘束力を有する条約ではなく
参加国による紳士的な申合せ(紳士協定)です。

原子力供給国グループ(NSG)

核兵器の開発等に転用の可能性の高い汎用品(技術を含む。)の国際輸出管理レジームは、原子力供給国グループ(NSG)である。

7.2 原子力供給国グループ(NSG)

解答:⭕

NSGの概要

(1)原子力供給国グループ(Nuclear Suppliers Group:NSG)は、1974年のインドの核実験(カナダ製研究用原子炉から得た使用済燃料を再処理して得たプルトニウムを使用)を契機に創設され、1978年にNSGガイドラインを制定した。

(2)NSG参加国は、2012年9月にメキシコ、2013年4月にセルビア が新たに加わり、以下の48か国となった。
現在の議長国はブラジル(2023年7月より1年間)。

【参加国】
アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベラルーシ、ベルギー、ブラジル、ブルガリア、カナダ、中国、クロアチア、キプロス、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、日本、カザフスタン、韓国、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、セルビア、スロバキア、スロベニア、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、ウクライナ、英国、米国

(3)NSG参加国の中では、「NSGガイドライン」と呼ばれる原子力関連資機材・技術の輸出国(Suppliers)が守るべき指針(法的拘束力のないいわゆる「紳士協定」:IAEA公開文書)に基づいて輸出管理が実施される。
この指針は、原子力専用品・技術の移転に係る「NSGガイドライン・パート1」と、原子力関連汎用品・技術の移転に係る「NSGガイドライン・パート2」に分かれている。

※以下、省略

出所

ミサイル技術管理レジーム(MTCR)🚀

MTCRは、輸出令別表第1の4の項と外為令別表の4の項で規制されている。

ミサイル技術管理レジーム|外務省

解答:⭕
※MTCRのサイトにある英文のリストが参考📝

参加国:35カ国

ミサイル技術管理レジーム
(MTCR:Missile Technology Control Regime,大量破壊兵器の運搬手段であるミサイル及び関連汎用品・技術の輸出管理体制)

目的・経緯
核兵器等の大量破壊兵器不拡散の観点から、大量破壊兵器の運搬手段となるミサイル及びその開発に寄与し得る関連汎用品・技術の輸出を規制することを目的とする。
核兵器の運搬手段となるミサイル及び関連汎用品・技術を対象に1987年4月に発足し、その後1992年7月に核兵器のみならず、生物・化学兵器を含む大量破壊兵器を運搬可能なミサイル及び関連汎用品・技術も対象となった。

出所

MTCR概要

MTCRは、大量破壊兵器運搬能力を有するミサイルの拡散を防止するとの目的を共有する諸国が、各国間で輸出管理の取組を調整するための非公式・自発的な集まりである。

MTCRの下で参加国は、ミサイル及び関連汎用品・技術に関して合意されたリストの品目について、全地域を対象として、国内法令(我が国においては、外国為替及び外国貿易法、輸出貿易管理令、外国為替令等)に基づき輸出管理を実施している。なお、MTCRは国際約束に基づく枠組みではない。

出所

本日のアウトプットはここまでとします!


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最後までご覧いただきありがとうございました🌈

まだまだ浅学非才な私ですが
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非常にやりがいを感じています。

社会人になってもnoteはなるべく
継続していきたいことではありますが
あくまで趣味としての取組みになりますので
優先順位を大切にして活動していきます!

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今後とも何卒よろしくお願いいたします!

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