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夫婦で育休取得、実際どうなのか

こんにちは、Kenpyoです。
SmartHRのインサイドセールスグループで研修担当をしています。

今回は育休について書きます。

2022年10月から育児休業制度の内容が大きく変わりました。
産後8週間以内に別途育休を最大2回4週間取得できる「産後パパ育休」や子が1歳2ヶ月になるまで延長できる「育休プラス」など、以前よりも取得のバリエーションが増えました。
詳細については下記、弊社の無料動画がわかりやすいです。

【申込不要で視聴可】育児休業の法的制度〜育児休業とは?期間は?給付金は?〜

取得をおすすめする3つの理由

僕自身、今まさに育休を取得して3週間とちょっとが過ぎました。
結論、育休を取得して良かったです。

子どもってかわいいですね、あと子育てって大変ですね!
これが全てなんですけど、取得してよかった理由を書いていきますね。

理由① 成長の喜びの共感

子どもって成長早いですね。2ヶ月で倍になりました。
最初に抱っこした時は「あれ?持ってる?」ってくらい軽かったのに、今は一日抱っこしていると腰が痛くて、「若いうちに子育てしといたほうがいい」と言っていた父の言葉が今頃刺さります。

そして、当たり前ですけど、やることなすこと全部に「はじめての〜」がつくわけですよね、はじめてあくびした!はじめて笑った!とか、これは見逃せません。
できることがどんどん増えていくので、見ていて飽きないし、毎日とてもおもしろいです。

あとはミルクを40mlしか飲まなかったのに100ml飲めるようになったね!とか、うんちの量すっごい増えたね!とか、ささやかな成長の喜びを家族で共有できるのは、家庭円満にもなるし、夫婦から家族になる実感が湧きます。

後述するしんどさを乗り越えるためにこれはとても重要だと思いました。

理由② 大変さの共感

もし、これがバイトだったら同時間帯に2~3人はシフトいれないと余裕持って回せないです。
夕方から深夜帯は特に忙しくて連勤だと身体壊しちゃいます。僕は壊しました。

パパ友達と飲みの約束をすると「一度、子ども風呂入れてから行くわ」と言われた経験が何度かあって、大変だなあと思っていたんですけど、自分でやるようになって、なるほどなと思いました。
夕方くらいになると黄昏泣きというのがあって、わけもなくぐずってしまいます。夕方って晩ごはん作ったりお風呂入ったりすると思いますけど、ワンオペだとむずいです。
ひとりで湯船に浸かっててくれたらこちらも自分のことできるんですけど、立てないどころか座ることもできないので、ずっと抱えていなければなりません。あかちゃんって水深2cmで溺れちゃうらしいです。

ワンオペの時は自分を諦めるか、一旦寝かしてから自分だけ速攻で入って、全裸でリビングへ迎えに行って風呂につれてくかのどちらかになっています。
あかちゃん置いておけばいいじゃないかと思っていたんですけど、勝手に寝てくれていることも少ないですし、もう少し大きくなって自分で動けるようになってきたら目を離しておくのは結構賭けだなと思います。

泣かしておくこともできるんですけど(泣いている間は他のことをしないので事故る心配がない)、子育て初心者にはしんどいです、壁の薄いアパートに住んでると苦情も来そうで怖いのもあります。

泣き方にも段階があって、フンフン言っているだけのときもあれば、この世の終わりみたいな泣き方をするときもあって、ひとりで向き合っていると慌ててしまいます。かわいいんですけど、あかちゃんとは会話はできないので孤独感に襲われる時があります。これも慣れていけば、もしかすると大丈夫になっていくのかもしれないですが、最初はかわいさや成長の喜びだけでなく、大変さも共感できた方がいいなと思います。

理由③ 子育てができる、任せてもらえる信頼関係を作る

早めに子育てをがっつりやることで気持ち的に楽になる気がします。
これは夫婦お互いになんですけど、お互いに全部やれるし任せられる信頼関係ができることが大事な気がします。
例えば、家事も含めてそうですが、「これは苦手だからパートナーに任せる」とか、「これはあなたには任せられない」というのを作ってしまうとワンオペができなくなってしまうと思います。

お互いにワンオペができるようになると、どちらかが息抜きしたい、遊びにいきたいと思った時に、心から「行っておいでよ〜」と送り出したり、「今日は任せるけど、今度は任せてね」と遠慮なく言い合えます。

パートナーに怖くて任せたくない、あかちゃんを大事に思うが故に、そうなってしまうのはお互いにとって、中長期的に見て大変かもしれません。

でも、休みは取れても色んな不安がある

うちは共働きで、妻も産休からそのまま育休に入っていて、二人共休業中です。
育休に入ると、通常の給与支給は止まってしまいます。その代わり育児休業給付金が入ってくるのですが、これが1-2ヶ月遅れて(簡単に言うと)給与の67%の額(半年以降は50%)が入ってきます。
現状で言うと、妻は産休に入ってから3ヶ月以上経ちますが未だに振り込まれいません。
もちろん入るだけとてもとてもありがたいのですが、二人で育休を取るとキャッシュフローが回らないかも?ドキドキ!という不安がつきまといます。

「いやいや〜3ヶ月くらい耐えられるでしょ〜」という方もいらっしゃるかもしれませんが、色々とお金がかかるなあ!色々とお金がかかるなあ!!ということの連続でしたし、まじかよ、これからもまだまだかかるなあ!!!と思っています(お祝いまだまだ受け付けてます)。

これから夫婦で取られる方は、そのあたりも考えなきゃいけないかもしれません。

また、育休後のキャリアの問題もあります。これは他でも書かれていることなので言及することはあまりないのですが、自分が元いたポジションに他の人が入っていた場合、戻った時に完全に同じポジションはないですし、組織は大きく変わっているだろうなあというのは、改めて実感します。

なので正直に言うと、取ったほうがいいと思いますし、現実問題として色々と調整が難しい状況はあると思います。

最後に

実は、最初取るかどうか考えた時に、
これまで親兄弟、友だちの周りでもパパが育休取得しているのを見てなかったこともありますし、初めての子どもなので取得するべきかどうか、あんまりピンと来ていなかったのが正直なところです。

ちょっと不安を煽ってしまう内容もあったかもしれないのですが、
もっと周りでも夫婦で取っている人たちが増えたら良いなあ、当たり前になったらいいなあと思います。


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