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縁(よすが)となるもの

【よすが】
身や心のよりどころとすること。頼りとすること。また、身寄り。血縁者。よるべ。「知人を―に上京する」「身を寄せる―もない」
手がかり。手だて。方法。

辞書には、こうある。
縁、因、便とも書くそうだ。

NPO法人日光門前まちづくりは、設立から15年を迎えた。
「1.5昔」だ。あるいは、「一昔半(ひとむかしはん)」ということか。


この15年の間、様々な活動を通じた学びが多かった。

活動の契機はハード整備にあったが、「日光門前」という地区を主な対象にした、エリア型で、テーマは絞らずに色々やってきた。
そして、ここ数年思うのは、「規範があってよかった」ということ。

「規範」とは、「日光東町まちづくり規範」のこと。

NPOとして活動をはじめる前に、住民と行政とでワーキンググループを設け、二十数項目の「あり方」を抽出したもの。

同時に、まちづくりのコンセプトを「祭(いのり)のまち」とした。

これは、年間通じて祭りが多い地域性や、社寺と町の信仰、社寺へ集まる信仰、参拝などからだ。

それから、一昔半。

様々な活動を経て、立ちかえる場所があった。
時が経てば経つほど、夢中になればなるほど本来の目的を忘れてしまうことや目標を見失ってしまうことがある。

規範(とまちづくりのテーマ)は「よすが」のようにも、アンカーのようにも感じる。
そういう存在があるから、幅も広げられる。

これは多分、今後のまちの姿、家並み、風景にも関係してくるだろう。
これからも大切に守り育てたいと思っている。

NPO法人日光門前まちづくりnote部 | 岡井 健(世話人)




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